国連グローバル・コンパクト

国連グローバル・コンパクト支持

WE SUPPORT UN GLOBAL COMPACT

当社は、2006年5月9日付で国連グローバル・コンパクト(以下国連GC)に賛同、支持表明をしました。日本では、地方自治体を含め43社目の参加となります。また、2009年1月には、気候変動に関するイニシアティブ「Caring for Climate」にも賛同し、署名しました。
国連GCの提唱する考え方は、当社グループの企業理念、方向性と合致しています。真のグローバル企業を目指す当社グループは、世界に通じる国際的なCSRガイドラインである国連GCを実践することで、社会の持続可能な成長を実現することができると考えています。

国連は誠実性の確保のため、毎年、参加組織に対し10原則の実現に向けて実際に行った活動の詳細および、結果の報告を義務付けています。当社は、NYKレポート(統合報告書)掲載内容を中心に2006年から報告を行い、“GC Advanced COP”を提出しています。

国連グローバル・コンパクトとは

1999年、コフィー・アナン国連事務総長が提唱、翌2000年7月、正式に発足したもので、参加する世界の企業に対して人権、労働、環境、腐敗防止の4分野での10原則を支持し、実践することを求めています。各企業が国連GCに賛同、支持し社会のよき一員として自発的に行動することによって、社会の持続可能な成長を実現しようというものです。

当社は、“Bringing value to life.”のグループ企業理念のもと、国際社会の良き一員として国連GCの10原則を今後あらゆる局面で実践してまいります。

国連グローバル・コンパクトの10原則

【人権】企業は、

原則1:国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである

原則2:自らが人権侵害に加担しないよう確保すべきである

【労働】企業は、

原則3:結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持すべきである

原則4:あらゆる形態の強制労働の撤廃を支持すべきである

原則5:児童労働の実効的な廃止を支持すべきである

原則6:雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである

【環境】企業は、

原則7:環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持すべきである

原則8:環境に関するより大きな責任を率先して引き受けるべきである

原則9:環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである

【腐敗防止】企業は、

原則10:強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである

国連グローバル・コンパクト推進委員会

当社グループにおける国連GCの推進と人権侵害の調査・対応を目的として、2010年にグローバル・コンパクト推進委員会を設置、2023年度からはこれを改組し、国連グローバル・コンパクト推進委員会として四半期ごとに開催しています。
本委員会は、ESG経営グループ、人事グループ、法務・フェアトレード推進グループによって構成され、「人権」および「労働基準」に関する原則1から原則6、および「腐敗防止」に関する原則10に対する取り組みを推進しています。グローバルを対象としたHRサーベイや人権デュー・ディリジェンスのプロセスなどを通じて、国連GCの原則に反する恐れのある業務執行および事実などについて調査し、事実を認定し、是正のために必要な措置を協議の上、決定します。
なお「環境」に関する原則7から原則9に対する取り組みは、脱炭素グループが中心となり対応しています。