―中期経営計画を発表し、新たな価値創出に取り組んだ1年―

2018年は、当社グループの新しい5ヵ年中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”を発表しました。その中で、事業環境が大きく変化するなか、常に半歩先を行くために創意工夫で新たな価値を創出することを決意し、以下三つの基本戦略を策定しました。



今年発表した当社グループの重大な出来事を、中期経営計画の基本戦略に沿って紹介します。

◆Step1 ポートフォリオの最適化
ドライバルク事業と定期コンテナ船事業において、市況耐性の高い事業ポートフォリオを確立。

◇ドライバルク事業における提案型営業で顧客とのパートナーシップを強化
（3月）LNGを燃料とするバルクキャリアの実用化へ
　https://www.nyk.com/news/2018/1190305_1685.html
（7月）LNGを燃料とする大型撒積船のコンセプトデザインが完成
　https://www.nyk.com/news/2018/1190964_1685.html

◇定期コンテナ船事業統合による効率化とスケールメリットを追求する戦略への転換
（4月）定期コンテナ船事業統合会社に関する出資金払い込み完了 及びサービス開始のお知らせ
　https://www.nyk.com/before_files/release/blank/ne/__icsFiles/afieldfile/2018/04/02/20180402-1500-Japanese.pdf
（8月、11月）日本郵船グループの国内港運事業子会社4社の経営統合に関するお知らせ
　https://www.nyk.com/news/2018/1191356_1685.html
　https://www.nyk.com/news/2018/1192062_1685.html

◆Step2 運賃安定型事業の積み上げ
成長促進事業の物流、自動車船、自動車物流および重点投資事業のLNG、海洋事業を強化し、運賃安定型事業の積み上げを推進。

◇総合物流サービスを拡大、グループの経営基盤を活かした営業強化
（7月）新社名Shanghai NYK-ANJI Logistics Co., Ltd.で本格営業
　https://www.nyk.com/news/2018/1191114_1685.html

◇自動車産業の構造変化を見据えた高度な完成車物流の実現
（4月）トルコに完成車専用ターミナルを建設
　https://www.nyk.com/news/2018/1190362_1685.html
（7月）インドにおける完成車鉄道輸送事業会社設立に合意
　https://www.nyk.com/news/2018/1191053_1685.html

◇船舶用LNG燃料の供給・販売事業をさらに推進
（7月）国内初のLNG燃料供給船、2020年に中部地区で稼動
　https://www.nyk.com/news/2018/1190965_1685.html
（8月）瀬戸内・九州地区における船舶向けLNG燃料供給事業の共同検討の覚書を締結

◇サプライチェーン全体の最適化
（4月、5月）グリーンボンド発行に関するお知らせ
　https://www.nyk.com/news/2018/1190609_1685.html
（6月）温室効果ガス排出削減目標がSBT認定を取得
　https://www.nyk.com/news/2018/1190805_1685.html
（7月）AI等を活用した避航操船研究、遠隔操船技術の実証事業に参加
　https://www.nyk.com/news/2018/1191112_1685.html
　https://www.nyk.com/news/2018/1191210_1685.html
（11月）脱炭素化への挑戦、「NYK スーパーエコシップ2050」発表
　https://www.nyk.com/news/2018/1191953_1685.html