電子チェックリスト搭載船が50隻に到達
2018年5月28日
―船内のあらゆる機器の高度な予防保全に向けて―
電子チェックリストは、他のシステムとの連携によりCBM(注1)実現に向けた高度な予防保全のデータ収集・分析ツールとして期待されるため、当社は引き続き運航する船舶への搭載を進めます。
このような作業を合理化するため、2015年に当社と株式会社MTIは電子タブレットで行う「電子M0チェックシステム」を開発し、その後、M0チェック以外のデータ管理まで機能を拡大した電子チェックリストへと改良し、2017年9月に本格的な搭載を開始しました。
M0チェックなどで得た運転状態等のデータ分析や陸上への報告が容易になるなど、業務改善による効率化が進んだだけではなく、さまざまな機器の異常を早期発見するための取り組みにも活用することができます。
船内には自動で運転データを収集する機器もありますが、マニュアルで運転状態を確認しなければならない機器も多数あります。電子チェックリストなどにより、これらすべての機器の日々の状態をデータとして収集し、これまで培った経験や知見を加味することで、CBMの実現に向けて、これまで以上に高度な運転管理と予防保全に取り組みます。
3月に策定した新中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”に基づき、デジタル技術を駆使した新たな価値創造を目指します。
電子チェックリストは、他のシステムとの連携によりCBM(注1)実現に向けた高度な予防保全のデータ収集・分析ツールとして期待されるため、当社は引き続き運航する船舶への搭載を進めます。
大型船は、夜間には機関室無人運転体制(=M0、注2)で航海を行うケースが大半です。M0に移行する際には事前準備として、機関部の乗組員数名で1000~2000項目におよぶチェックリストに沿って、機器の温度や圧力、振動や漏えいの有無を確認・記録するM0チェックという作業を行います。
従来はその膨大なチェックデータを紙の記入用紙に手書きして記録し、陸上と共有するためにパソコンへの転記作業が発生していました。また、過去情報を参照するためには大量の紙の中から探し出す必要がありました。
このような作業を合理化するため、2015年に当社と株式会社MTIは電子タブレットで行う「電子M0チェックシステム」を開発し、その後、M0チェック以外のデータ管理まで機能を拡大した電子チェックリストへと改良し、2017年9月に本格的な搭載を開始しました。
M0チェックなどで得た運転状態等のデータ分析や陸上への報告が容易になるなど、業務改善による効率化が進んだだけではなく、さまざまな機器の異常を早期発見するための取り組みにも活用することができます。
船内には自動で運転データを収集する機器もありますが、マニュアルで運転状態を確認しなければならない機器も多数あります。電子チェックリストなどにより、これらすべての機器の日々の状態をデータとして収集し、これまで培った経験や知見を加味することで、CBMの実現に向けて、これまで以上に高度な運転管理と予防保全に取り組みます。
3月に策定した新中期経営計画“Staying Ahead 2022 with Digitalization and Green”に基づき、デジタル技術を駆使した新たな価値創造を目指します。
(注1)CBM(Condition Based Maintenance:状態基準保全)
機器が故障した後や事前に設定された一定の間隔でメンテナンスを行うのではなく、機器の状態をモニターし、実際の状態に応じて適切なタイミングでメンテナンスを行うこと。
(注2)M0 (エムゼロ):M0は“Machinery Space Zero Person”の略語。
電子チェックリストの画面
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<関連プレスリリース>
2015年6月29日発表:日本の海運会社で初めて電子M0チェックシステムを開発
http://www.nyk.com/release/3560/003951.html
<参考情報>
株式会社MTI
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 田中康夫
ウェブサイト:http://www.monohakobi.com/ja/
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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