ESG経営実装に向けた取り組み
当社グループ全体へのESG経営の浸透を目指し、管掌部門とグループ会社が一体となり取り組みを進めています。
ESG Navigator制度
ESG経営の実装に向けた取り組みの土台として、ESG Navigator制度を導入しています。 ESG Navigatorとは、各部署においてトップダウンとボトムアップの両方のアプローチを支え、ESG経営の実装を担う部門担当者のことです。
現在、本社内全部署でグループ長・室長・支店長が任命した100名を超えるESG Navigatorが活動しています。具体的には、①ESG Navigatorとグループ長・室長・支店長が自グループの「ありたい姿」へ辿り着くためのルートをどう描くかを議論、②マネジメントの考えをグループ員と共有、③若手層の自由闊達な意見をリードし、グループ員の意見を各所に展開する役割を担っています。
- ※船の世界でNavigatorとは航海士のことですが、ここでは航海長である二等航海士を指します。航海長(二等航海士)の重要な仕事の一つに航海計画の策定があり、船の進むべきルートを船長と意見を交わしながら決定し、また船内全体で意見を取りまとめる際も中心的な立場です。ESG Navigatorには日々の業務の中でESG経営を実装するにあたり、航海長の役割を担ってもらいたいとの思いを込めています。
ESG Navigators' Dialogue
各部署の取り組み事例の共有や、サステナビリティ全般に関する世の中の動き、専門知識のアップデートを目的としています。2021年度は全10回実施し、延べ900名が、2022年度は全10回実施し、延べ830名が参加しました。2023年度は社内外の取り組みや社会動向も盛り込み、継続的に実施し全6回開催、延べ1,540名が参加しました。
ESG Navigators' Meeting
ESG Navigatorが一堂に会し、ESGに関するさまざまなトピックについて自由な発想の下、活発に議論しています。小規模のグループに分かれ、双方向のコミュニケーションの中でそれぞれが抱える課題の共有や意見交換を行い、さらなるESG経営浸透の加速につなげています。2023年度はESG経営を実装するための身近な行動事例を考える、というテーマで議論を行い、さまざまなアイデアや意見が飛び交う活発なNavigators' Meetingとなりました。
ESG関連情報発信
本社およびグループ会社向けのITプラットフォームを新たに整備し、定期的にESG関連情報やニュースの発信を行っています。双方向の情報のやり取りが可能な仕組みを作ることでグループ全体のタイムリーな情報共有を実現しています。
その他の取り組み
- eラーニング(ESG経営、安全、環境、人材、コンプライアンスなど)
- 新入社員向けESG研修
- グループ報「YUSEN」等へのトピック掲載
- 当社グループ従業員を対象としたイベントの実施
- 社外パートナーによるオンライン講演会