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    -燃焼室の点検作業負荷を軽減し内部詳細把握を可能に-
 
 

業界初の舶用エンジン内部自動撮影装置「きらりNINJA」を共同開発
-燃焼室の点検作業負荷を軽減し内部詳細把握を可能に-

2015年8月19日
日本郵船株式会社
株式会社MTI


船舶エンジン

当社および株式会社MTI(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:五十嵐誠)は、船舶エンジンの燃焼室内部を自動撮影する装置「きらりNINJA」(注)を開発しました(特許出願中)。
 
現在、燃焼室を点検する際にはエンジンを停止し、乗組員が内部に入り、点検を行っています。燃焼室内部は暗いために隅々まで見えづらく、高温環境での長時間作業となるため乗組員にとって大変な負担となっています。
 
 本装置はパノラマカメラと照明で構成されており、燃焼室のピストン上部に本装置を置くだけで、ピストンの上下1往復(約10分)間に燃焼室内部全周方向の自動撮影が可能となり、乗組員の作業負担を大幅に軽減します。
また、撮影した画像により、燃焼室内部の状態を詳細にわたり把握することが可能となります。
 
「きらりNINJA」の特徴・効果
 
    全周方向の撮影が可能
360°パノラマカメラとLED照明を装備し、光が入らない燃焼室内部における全周方向の撮影が可能。
 
    作業負担の軽減
高温環境の燃焼室内部における作業環境を改善し、乗組員の作業負担を大幅に軽減。
 
    安全運航への貢献とコスト削減
燃焼室内部の隅々までより詳細に把握出来ることでタイムリーなメンテナンスが可能。機関事故を未然に防ぐと共にメンテナンスコスト削減にも寄与。
 
 
動画: https://theta360.com/s/f41xbUZ4smDJX4wsFh7gNUuZg?view=embed

 
当社グループは中期経営計画“More Than Shipping 2018”で掲げた「きらり技術力」を活かし、今後もグループ一丸となって作業の効率化を図り、より安全かつ効率的な
運航を継続するための技術開発を積極的に行っていきます。
 
(注1) 本装置はダイトエレクトロン株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:前 績行)との共同制作品。
 
     関連リンク: 株式会社MTI (www.monohakobi.com
 
以上


カメラに装着したきらりNINJA


きらりNINJAで撮影した燃焼室内部の画像

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。