2025年04月18日
QatarEnergy向け新造LNG船を「AL TUWAR」と命名
成長分野のLNG船事業を強化し、エネルギーの安定供給に貢献
当社が川崎汽船株式会社、MISC Berhad、China LNG Shipping (Holdings) Limitedと共同で出資する合弁会社(以下「本合弁会社」)は、4月17日、中国の滬東中華造船(集団)有限公司(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.)で建造中のカタール国営エネルギー会社QatarEnergy向けの液化天然ガス(LNG)運搬船(以下「本船」)の命名式を開催し、カタール最大級の都市アル・ワクラにある丘の名前にちなみ「AL TUWAR」(アル・トゥワール)と命名しました。
本船は、本合弁会社が世界最大級のLNG生産者であるQatarEnergy向けに新造するLNG船12隻のうちの1番船で、当社が関与するLNG船としては初の中国での建造です。本年5月から、世界各国へのLNG輸送に従事する予定です。
命名式の様子
新造LNG船「AL TUWAR」
本船は、燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を燃料として利用する燃料効率に優れた最新の二元燃料エンジン「X-DF 2.1 iCERエンジン」を採用しています。また、余ったボイルオフガスを有効に利用する再液化装置を搭載しており、効率的な運航を実現して温室効果ガス(GHG)の削減に寄与し、環境負荷を低減します。
本船概要
積載容量:約174,000 m3
全長:約299.00メートル
型幅:46.40メートル
主機関:X-DF2.1 iCER (二元燃料低速ディーゼル機関)
建造造船所:滬東中華造船(集団)有限公司(Hudong-Zhonghua Shipbuilding (Group) Co., Ltd.)
当社は、中期経営計画“Sail Green, Drive Transformations 2026”で既存中核事業の深化と新規成長事業への投資を基軸戦略としています。エネルギー輸送事業においては、成長分野と位置付けるLNG/LPG船事業を中心に取り組みを強化するとともに、世界最大級のLNG船保有・管理会社としてこれまでに培ってきた経験や技術力、ネットワークを活かし、エネルギーの安定的な供給の実現に貢献します。
各社概要
QatarEnergy
本社:カタール ドーハ
President and CEO: H. E. Saad Sherida Al-Kaabi
ウェブサイト:
https://www.qatarenergy.qa/en/Pages/vHome.aspx
川崎汽船株式会社
本社:東京都 千代田区
代表執行役社長:五十嵐 武宣
ウェブサイト:
https://www.kline.co.jp/ja/index.html
MISC Berhad
本社:マレーシア クアラルンプール
President & Group CEO: Zahid Osman
ウェブサイト:
https://www.miscgroup.com/
China LNG Shipping (Holdings) Limited
本社:中国 香港
General Manager:Cong Jian
ウェブサイト:
https://www.c-lngs.com/en
以上
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