2025年03月03日
シンガポールの宇宙産業向け展示会に物流企業として初出展
日本郵船と郵船ロジスティクスが「宇宙×海運・物流」の新たな融合を世界に紹介
日本郵船株式会社
郵船ロジスティクス株式会社
日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)と郵船ロジスティクス株式会社(以下「郵船ロジスティクス」)は、2008年からシンガポールで開催されている宇宙および衛星事業者向けの展示会「Global Space Technology Convention & Exhibition (GSTCE)2025」に物流企業として初めて出展しました。「GSTCE」は宇宙産業の専門家や企業、最先端のテクノロジーが世界中から集まる国際展示会で、2月26日(水)と27日(木)の会期中には世界45の国と地域から多くの来場者が訪れました。
2社のブースでは「宇宙×海運・物流」をテーマに、日本郵船が進めている船と宇宙を組み合わせた事業構想や、郵船ロジスティクスが展開する航空宇宙産業向けの物流サービスなどを、各国から集まった宇宙産業の専門家や研究者、企業、政策立案者に向けて説明しました。
ブースの様子
日本郵船
2023年に宇宙関連事業に参入し、海上でのロケット打ち上げと回収のためのプラットフォームの開発および衛星データの活用を進めています。
- 海上でのロケット打ち上げによって赤道に近い位置からの打ち上げが可能となり、地球の自転を利用した効率的な発射が可能になります。また、国土からの安全距離を保つことができ、柔軟な打ち上げ計画が実現できます。
- 打ち上げ時に、切り離されたロケットの下段部分を洋上で回収するシステムの構築を目指し、宇宙開発コストの削減を図っています。国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)との共同研究も並行し、海上での船舶の機動性を活用することで、宇宙産業に新たな価値をもたらすことを目的としています。
- 日本郵船グループは800隻以上の船舶を運航しており、衛星データ活用の可能性を探っています。取り組みを通じて、運航の効率化と環境への配慮が期待されています。
郵船ロジスティクス
世界46の国と地域に展開する650の拠点ネットワークを生かして、海上・航空貨物輸送、倉庫・配送サービス、サプライチェーンマネジメントを提供するサプライチェーン・ロジスティクス企業です。航空宇宙産業の主要エリアにおいて航空宇宙産業向けの品質マネジメントシステム規格AS9120の認証を取得しており、日本では航空・宇宙および防衛産業における品質マネジメントシステム規格JIS Q 9100:2016を日系物流企業として初めて取得しました。調達からラストワンマイル配送に至るまで、サプライチェーン全体の可視化および業務効率・収益性を向上させるITソリューション「Yusen Vantage Performance」も活用し、豊富な知識と経験を持つ専任チームが最適なサービスをご提案します。
展示会概要
・名称:Global Space Technology Convention & Exhibition 2025
・スポンサーおよびパートナー:JAXA、他宇宙関連企業など多数
・実施日時:2月26日(水)~27日(木)
・開催場所:サンズ エキスポ & コンベンションセンター(マリーナベイサンズ・シンガポール)
・ウェブサイト:
https://space.org.sg/gstce/
取材に関する連絡先
日本郵船株式会社 広報グループ 報道チーム
TEL: 03-3284-5190
E-MAIL: NYKJP.ML.MEDIA@nykgroup.com
郵船ロジスティクス株式会社 総務部 広報課
TEL: 080- 8008-0484
E-MAIL: yljpprd@jp.yusen-logistics.com
関連情報
以上
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