プレスリリース

欧州最大手のCTV運航船社「Northern Offshore Group AB社」の過半数株式を取得

洋上風力発電関連事業において欧州市場へ参画

当社は、1月30日、洋上風力発電での作業員輸送船(CTV:Crew Transfer Vessel)(以下、「CTV」)運航の先駆企業であり、スウェーデンに本社を置くNorthern Offshore Group AB社(以下、「NOG社」)の過半数株式を取得し、連結子会社化しました。

NOG社は現在、欧州および米国の洋上風力発電サイトにおいて、60隻以上のCTVを運航している欧州随一のCTVオペレーターで、約20年前から業界をリードしてきました。当社とNOG社は2019年にMOU(基本合意書)を締結して以来、運航面、技術面での協力関係を築いてきました。

この株式の取得によって、NOG社は当社のグローバルネットワークを活用し、さらなる技術開発と成長を目指す一方、当社は将来予想される日本の洋上風力発電の拡大に向けて、重要な運航経験を得ることとなります。NOG社CEOのDavid Kristensson氏が引き続き同社を率い、当社執行役員で、日本郵船グループ欧州地域代表であるCarl-Johan Hagmanが取締役会議長に就任します。


NOG社CEO David Kristensson氏のコメント:
私たちは日本郵船との協力関係を拡大できることをたいへんうれしく思います。私たちは長期に渡ってパートナーシップを築いてきており、将来に対する同じ価値観、ビジョンを共有しています。日本郵船はグローバル海運業界での重要なプレーヤーであり、共に私たちの存在感を高め、顧客に対するサービスをさらに向上させることができます。

当社執行役員Carl-Johan Hagmanのコメント:
数年前から当社はNOG社との親密な関係を築いており、ごく自然な形で同社への出資に至りました。NOG社は引き続き独立した法人として運営され、同社の発足の地であるDonsö島に根付く精神を保持しつつ、日本郵船グループのグローバルリソースを活用できるようになります。当社とNOG社は、最高の品質に対するコミットという価値観を共有しており、また2050年までにGHG排出ゼロを目指すソリューションの先駆者となることを目指しています。
私たちはパートナー、顧客と洋上風力産業の未来を共創することを楽しみにしています。

左から
当社執行役員Carl-Johan Hagman
NOG社CEO David Kristensson氏
当社執行役員 横山勉


Northern Offshore Group AB社について
洋上風力事業に作業員輸送サービスを提供するCTV船を主に運航しており、傘下の会社を通して欧州・米国において事業を行っております。中でも中核企業であるNorthern Offshore Services社は、高性能な船舶に特化した多様な船隊を運営・管理し、柔軟なソリューションを提供しております。グループはスウェーデン西海岸ドンソ(Donsö)島に根ざした海運文化と起業家精神に基づく確固たるビジョンを持っています。

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。