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フランス電力会社(EDF)向けLNG運搬船「ELISA ARDEA」が竣工

 当社関連会社のFrance LNG Shipping SAS(フランス エルエヌジー シッピング社、注1)が発注した液化天然ガス(LNG)運搬船「ELISA ARDEA(エリサ アルデア)」(以下「本船」)が12月3日、現代三湖重工業株式会社(Hyundai Samho Heavy Industries)で竣工しました。本船はEDF LNG Shipping SAS(イーディーエフ エルエヌジー シッピング社、注2)との長期定期用船契約に基づき、フランスの船舶管理会社Gazocean(ガスオーシャン、注3)の管理のもと、最長20年のフランス電力会社(EDF )向けLNG輸送に従事します。

主機関には燃料油とボイルオフガス(航行中に気化してしまう天然ガス)を利用する燃料消費効率に優れたWinGD社製の二元燃料低速ディーゼル機関を搭載しています。さらに、優れた防熱性能を持つ容量174,000立方メートルのメンブレン型のカーゴタンクや余剰ボイルオフガスを再液化できるAir Liquide社製の装置を採用して、効率的な運航を実現します。

<本船概要>
全長:約297.2メートル
型幅:約46.4メートル
主機関: 二元燃料低速ディーゼル機関(X-DF)
積載容量:約174,000 m3・メンブレン型
建造造船所:現代三湖重工業株式会社(韓国)
船籍:フランス

日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -” を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。


(注1)フランスで40年以上LPG船の保有やLPG輸送を手掛けているGeogas groupの子会社。

(注2)EDFの子会社でそのLNG輸送を担う海運会社。

(注3)当社とGeogas LNGが共同出資するフランスの船舶管理会社。

以上

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