グループ経営特化の新GHQ会社を通じて中核の物流事業を増強
当社は、グループ会社である郵船ロジスティクス株式会社(以下、「郵船ロジスティクス」)のグローバル本社(Global Headquarters(以下、「GHQ」))として設立済の郵船ロジスティクスグローバルマネジメント株式会社(以下、「YLGM」)に、2025年4月から郵船ロジスティクスのGHQ機能を集約することで、グローバルにおける組織運営力を向上させます。GHQと日本地域事業が併存する既存の体制を変更し、異なる役割と機能を持つ独立した組織とすることで、スピーディーな意思決定を図り、グループ経営の一層の高度化を実現します。
この組織再編にあたり、当社は本日開催した取締役会で、当社が保有する郵船ロジスティクスの全株式をYLGMに承継させる会社分割(吸収分割)を行うことを決議しました(詳細は適時開示情報をご参照ください)。
郵船ロジスティクスは、2017年に開始した中長期経営計画"TRANSFORM 2025"の第3フェーズで、Corporate Transformation(以下、CX)を基本戦略に位置付けています。その取り組みとして、2024年4月に、5つのRegional Headquarters(RHQ)が担ってきた本社機能をGHQに集約し、GHQと各事業会社が直接つながるネットワークの強化を図りました。今回の新会社設立を伴う組織運営体制の再編は、GHQと日本地域事業の役割を明確化し、それぞれが持つ課題に応じた最適な組織運営を行うことを目的としています。
YLGMの概要
名称 | 郵船ロジスティクスグローバルマネジメント株式会社 (英文)Yusen Logistics Global Management Co., Ltd. |
所在地 | 〒140-0002 東京都品川区東品川4-12-4 品川シーサイドパークタワー8階 |
業務開始日 | 2025年4月1日 |
新会社設立に伴う組織運営体制再編の流れ
・2024年7月31日:当社がYLGMを設立。
・2024年10月31日:当社取締役会にて、当社が保有する郵船ロジスティクスの全株式をYLGMに承継させる会社分割(吸収分割)を決議。
・2024年11月27日:郵船ロジスティクスが吸収分割契約をYLGMと締結予定。
・2025年1月10日:会社分割(吸収分割)の効力発生。
・2025年4月1日:郵船ロジスティクスからYLGMへGHQ機能を承継し、新たな体制で業務を開始。
再編後の組織体制イメージ
-GHQ機能をYLGMへ集約-
再編の目的
・機能の明確化: YLGMはグローバル経営の旗振り役として郵船ロジスティクスグループ全体の戦略立案を通じてグループ経営をリードします。郵船ロジスティクスは日本地域の事業会社として、これまで確立してきた国内市場での事業基盤をベースに、ビジネス環境に対応し持続的に成長を続ける組織へと変革します。
・グローバルにおけるさらなる成長を実現:GHQ機能を強化することで、全体最適な意思決定を通じた郵船ロジスティクスグループ全体の経営の高度化を図り、グローバル市場での成長を加速します。
日本郵船グループにおける今回の取り組みについて
日本郵船グループは2023年3月に発表した中期経営計画で物流事業を中核事業と位置付けています。今年に入り、eコマース事業者向けに配送を行う英国のプラットフォーム会社やオランダの自動車部品配送会社を買収するなど、グローバルに投資を行ってきました。YLGMはグローバル経営の中心として、郵船ロジスティクスグループ全体の戦略をリードし、日本を含む各地域での事業を支援します。YLGMが世界各地のグループ会社を繋ぐことで、新たな事業機会を生み出し、グローバルな成長を加速させます。
今回の取り組みは、「人材」「組織」「ガバナンス」の強化を目指す「日本郵船グループ CX Story」に則しており、当社グループの物流事業を強化するものです。
本取り組みの詳細は、郵船ロジスティクスのプレスリリースをご覧ください。
関連プレスリリース
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。