航海中の船長と衛星通信でライブトーク
当社グループは横浜港で8月3日、4日に開催された「うみ博2024~横浜のうみが驚きと学びに変わる2日間」(注1)に出展し、自動車専用船の船内見学や船乗りトークイベント、タグボート体験乗船会、操船シミュレータ体験など五感を使って楽しめるイベントを実施しました。
新型コロナウイルスの影響で控えていた自動車専用船の船内見学会は5年ぶりの開催で、「CENTAURUS LEADER」(セントーラス リーダー)を訪れた約850名の方に、貨物室でベテランドライバーによる自動車の積み付けのデモンストレーションを披露したり、船の操縦を行う船橋(ブリッジ)では、航海士や機関士がレーダーや六分儀などさまざまな航海計器の説明を行ったりしました。エンジンキット体験コーナーでは、工具を使って小型エンジンを分解し、回転軸を支えるベアリングを見るなど実際にエンジンに触れて構造を学ぶ機会も設けました。
また、ステージプログラム「船乗りってなーに!?船長さん・機関長さんに聞いてみよう!」では、今回初めての試みとして、日本からオーストラリアへ航海中の自動車専用船と会場を衛星通信サービスStarlink(スターリンク、注2)でつないだトークイベントを開催し、大いに盛り上がりました。まず、中継がつながり、船長と機関長が周りの風景を見せると感嘆の声が上がりました。会場の子どもたちからの「船に乗るのは楽しいですか?」という質問に、航海中の船長が「大きな船を動かすことは怖いところもあるけれど、やりがいがあっていろいろなところに行けるところが楽しいです」と笑顔で答えると、「いいなあ」と反応する子どもたちもいました。ほかに、船にゲームを持って行っていいか、船のご飯は何がおいしいかなど子どもらしい質問も飛び交い、大盛況のうちに終了しました。
当社グループは今後も、次代を担う子どもたちを含めた多くの方々に、私たちの生活を支える海の仕事や海運の重要性を伝える活動を続けていきます。
Xで動画を公開中
6,500台以上自動車の積載が可能なCENTAURUS LEADERの外観
大型船の港への出入りや、必要な場所に停泊することを助けるタグボート体験乗船会の様子
航海中の船長とStarlinkを使用した生中継でトークを楽しむ会場
小型船での操船シミュレータ体験をする参加者
質問してくれたお子さまへナノブロックをプレゼントした船乗りトークイベント「自動車専用船ってなあに?」
参加型アートイベントでは、丸いシールを好きなだけ使って、参加者が大きな氷川丸を制作
(注1)
海洋に関する企業・団体が設立した「海洋都市横浜うみ協議会」が、子どもから大人まで多彩な海の魅力を体感してもらうために横浜港で主催するイベント。
(注2)
米国のSpace Exploration Technologies Corp. (スペースX社)が運営する衛星通信サービス。数千の低軌道周回衛星を使って高速のインターネット接続を実現した。
参考URL:
船陸通信速度の向上へ Starlinkの船上トライアルを実施
社長と船長・機関長が船上の現状や課題について意見交換
宇宙通信の可能性探る「Internet x Space Summit」で当社取り組みを発表
以上
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