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比商船大学NTMA第13期生95名の卒業式典を開催

女子寮完成 多様な人材獲得に向けさらに開かれた学びの場へ

当社がフィリピンのマニラ近郊でTransnational Diversified Group(以下「TDG」、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY(以下「NTMA」)は7月5日、第13期生合計95名の卒業式を開催しました。

式典には遠藤和也在フィリピン特命全権大使やフィリピン海事産業庁のソニア・マラルアン長官をはじめ多数の来賓を迎え、当社取締役会長の長澤仁志や代表取締役社長の曽我貴也、TDGのラシッド H.デルガド代表らが出席し卒業を祝いました。

曽我社長は祝辞の中で「ここで学んだことを胸に刻み、スキルと知性を磨き、自分自身の価値観に従って、周囲の人々に良い影響を与えてください。世の中は意欲に満ち、前向きな変化をもたらす人材を必要としています。当社は、環境にやさしい船舶や技術開発を通じて、環境負荷の低減に向けた大胆な取り組みを行っています。私たちと一緒に、より良い未来を創りましょう。」と卒業生に激励の言葉を贈りました。

写真前列右から
1人目 NTMA学長 アントニオ R. ダエル
2人目 当社代表取締役副社長 河野晃
4人目 TDG代表 ラシッドH.デルガド
5人目 当社代表取締役社長 曽我貴也
7人目 フィリピン海事産業庁長官 ソニア・マラルアン
8人目 NTMA理事長 二エベス R. コンフェサー
9人目 在フィリピン特命全権大使 遠藤和也
10人目 当社取締役会長 長澤仁志
写真後列右から
3人目 当社取締役 監査等委員 山田辰己
4人目 当社取締役 監査等委員 桑原聡子
5人目 当社取締役 監査等委員 小杉桂子
6人目 当社取締役 志濟聡子
7人目 当社取締役 兼原信克
9人目 当社取締役 田邊栄一

左から
1人目 当社代表取締役社長 曽我貴也
2人目 2023年卒業生総代Jasvin L. Berdin
3人目 TDG代表 ラシッドH.デルガド

当社代表取締役社長 曽我によるスピーチ

卒業生によるキャップトスの様子



また、7月1日に完成した女子寮のお披露目式も催され、今夏に入学予定の女子学生15名とともに完成を祝いました。1学年につき20人以上が収容可能であり、今後増築もできる仕様になっています。当社グループでは、女性船員が海上・陸上を問わず世界中で活躍しており、多様な人材が活躍できる職場環境整備と人材育成に力を入れています。性別に関係なく優秀な人材獲得を進めることで、フィリピン人女性船員の養成に寄与し、同国の海事産業の発展に貢献します。

女子寮の外観

女子寮テープカットの様子
左から
1人目 当社代表取締役社長 曽我貴也
2人目 フィリピン海事産業庁長官 ソニア・マラルアン
3人目 TDG代表 ラシッドH.デルガド



NTMAは、NYK Qualityの船員育成を目指して2007年に開校し、今年で創立17周年を迎えました。独自の奨学金制度を設け、経済的に進学が困難な学生に就学の道を開いています。2011年8月に我が国の国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校として認定を受けました。卒業生はフィリピンの海技国家試験で高い合格率を維持しています。

2011年9月卒業の第1期生から今回の第13期生までの累計卒業者数は1551人に達し、卒業生の多くが当社グループ運航船で航海士または機関士として活躍しています。2021年4月には同校卒業生から開校以来初の船長が誕生し、2022年4月には初の機関長が誕生しました。また、安全運航の一翼を担う重要な陸上ポジションでも活躍しており、その活躍の場は日本、シンガポール、豪州など当社の重要拠点に広がっています。

当社グループは今後もNTMAで培った船員教育の知見を活かし、フィリピン人船員の育成およびシンガポールをはじめとする世界主要拠点での船員研修の拡充に引き続き尽力します。

NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要

開校日:2007年6月3日
規模:学生(募集定員数)航海科 70名 / 機関科 70名 1学年計 140名程度
職員:約70名
場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間)
システム:3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制
理念:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。





(注)Transnational Diversified Group(TDG)
主に物流事業、船舶の代理店業と船員供給事業、旅行業、情報通信技術などを手がける40以上の事業会社で構成されるフィリピンの複合企業グループで、再生可能エネルギーや農業、不動産などへの投資も行っている。当社とは設立時の1976年から協力関係にあり、現在はフィリピンにおける戦略的パートナーとして連携を強化している。

日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -” を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。

今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標

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以上

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