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洋上風力発電の訓練センター「風と海の学校 あきた」を2024年4月に開所

国際基準の訓練提供 地方創生の拠点へ

当社は日本海洋事業株式会社とのコンソーシアムで、船員や洋上風力発電の作業員を育成する訓練センター「風と海の学校 あきた」(以下「本訓練センター」)を2024年4月に秋田県立男鹿海洋高等学校(以下「男鹿海洋高校」)内で開所します。本訓練センターは①作業員向け基本安全訓練(GWO BST5) ②船員向け基本安全訓練(STCW訓練) ③シミュレータによる作業員輸送船(CTV*など)の操船訓練を提供する予定です。本訓練センターでは年間1000人程度の訓練修了生輩出を目指すとともに、男鹿海洋高校の生徒や近隣の小中学生などにも開放し、将来的な海事人材の育成にも貢献します。
*CTV: 洋上風車と陸を結ぶ作業員輸送船(Crew Transfer Vessel)。

本訓練センターは経済産業省資源エネルギー庁の令和4年度および5年度「洋上風力発電人材育成事業費補助金」における助成事業の公募採択を受けて設立されます。洋上風力事業に携わる人材の輩出だけでなく、産官学と連携して次世代の教育にも資する地方創生の拠点を目指すとの思いを込め「風と海の学校 あきた」と名付けられました。

本訓練センターで提供する訓練

訓練 概要
作業員向け基本安全訓練
(GWO BST5)
国際風力機関(GWO; Global Wind Organisation)が定めた基本安全訓練(BST、Basic Safety Training)。(1)応急処置 (2)マニュアルハンドリング(重量物の安全な運搬) (3)火災予知 (4)高所作業 (5)海上生存技術の5訓練で構成され、風車で作業をする際の安全性を高める知識や技能を習得できる。

(1)~(4)の訓練は本訓練センターが連携する「風力トレーニングセンター秋田塾」(運営: 東北電力リニューアブルエナジー・サービス株式会社)で実施し、(5)の海上生存技術を本訓練センター(男鹿海洋高校の大水深プール)で実施予定。
船員向け基本安全訓練
(STCW基本訓練)
本船からの海中転落や遭難時の生存訓練、および船上で火災が発生した場合の消火訓練。①同様、男鹿海洋高校の大水深プールで実施予定。洋上風力発電関連以外の船員の方々も受講可能。
シミュレータによる操船訓練 男鹿海洋高校の教室内に設置する最新のシミュレータでCTVなどの操船訓練を実施予定。




本訓練センターロゴ

ロゴデザインは、男鹿の自然が生み出す追い風の強いエネルギーが大きな時代の流れを呼び起こすさまを、躍動感をもって表現しています。産・官・学が連携し、プロフェッショナルな人材育成を行う当施設の理念と使命をシンボルとして体現したものです。風と海の無限の可能性に包まれたこの地から、地域の皆さまとともに新たな時代のエネルギーを生み出します。




開所に向けて実施しているデモ訓練の様子(作業員向け基本安全訓練の海上生存技術訓練)




日本郵船株式会社は、洋上風力発電関連事業などのグリーンビジネスを通じた、低・脱炭素に向けた新しい価値創造の取り組みを対象としたブランド「NYK GREEN EARTH」を展開しており、今回の取り組みもその一環です。

NYK GREEN EARTHロゴ 
※ロゴをクリックすると詳細ページへ移動します。

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以上

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