子どもたちが船乗りの仕事を体験
当社は、8月23日に実践女子大学渋谷キャンパス(東京都渋谷区)で開催された、株式会社毎日新聞社、毎日小学生新聞が共催する小学生を対象とした社会学習イベント「学びのフェス2023夏」(以下「本イベント」)に出展し、当社の若手航海士と機関士が、船や船乗りの仕事を体験型の授業を通じて紹介しました。
当日、子どもたちは海や船についての授業を受けたあと、航海士と一緒に操船シミュレータの操作を、機関士と一緒に小型のエンジン模型の分解・組み立てを体験しました。操船シミュレータでは横浜ベイブリッジからさん橋まで小型ボートを操船し、「船の針路を変えるのが難しかった」や「夜や嵐の設定で操船することが出来て面白かった」という感想がありました。また、小型エンジン模型の分解・組み立て体験では実際に船で使われている工具を用いてエンジンの開放作業を行い、「工具を使って分解するのが楽しかった」や「いろいろな工具に触れることができて楽しかった」という感想が聞かれました。
操船体験シミュレータ
エンジンの分解・組み立て
体験授業の後、子どもたちは修了証書を授与され、全日本海員組合と国際船員労務協会が共同で取り組む「J-Crew プロジェクト~やっぱり海が好き~」(注)のマスコットキャラクターと記念撮影を行いました。
また、船長気分が味わえるサンバイザーや、外航海運と船員の仕事について楽しく学べる「うんこドリル 海の物流」、クリアファイルなどが記念品として手渡されました。
マスコットとの撮影
記念品
本イベントは、企業や団体の出前授業を集め、普段触れる機会の少ない業界の仕事を子どもたちに体験してもらうことを目的として2014年から春と夏に開催されています。当日は約2000人の小学生と保護者が参加し、31の企業や団体のブースで授業を受けました。
近年、世界の外航海運業界で船員需要が高まっている中、日本の若年層の間では船員という職業があまり認知されていないのが実情です。そこで、当社では将来なりたい職業の一つに、船員の名前が挙げられるよう「郵船みらいプロジェクト」という当社の活動を通じて、船を身近に感じてもらう機会を提供しており、本イベントへの参加もその一環です。当社は今後も「郵船みらいプロジェクト」を継続し、子どもたちに船員という職業に関心を持ってもらえるように活動します。
(注1) J-Crew プロジェクト~やっぱり海が好き~
全日本海員組合と国際船員労務協会が立ち上げた、若者に船員の魅力を伝え、日本人外航船員の人材確保、育成を支援するプロジェクトのこと(参照: https://j-crewproject.jp/about/)
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -” を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。
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