• プレスリリース

当社4隻目のLNG燃料自動車専用船が 名古屋港と四日市港に初入港

当社にとって4隻目となるLNG(液化天然ガス)燃料自動車専用船「WILD ROSE LEADER」 (ワイルドローズリーダー、以下「本船」)が5月10日愛知県名古屋港、15日に三重県四日市港に初入港しました。本船は、今年2月に竣工した「JASMINE LEADER」の姉妹船であり、環境に優しい輸送の実現を目指し、引き続き花にちなんで命名されています。

名古屋港に入港し、LNGバンカリングを受けるWILD ROSE LEADER
(セントラルLNGマリンフューエル株式会社(注1)提供)

本船は、当社が中国の招商局南京金陵船舶有限公司(注2)に発注した4隻のLNG燃料自動車専用船の2番船で、名古屋港に入港後、セントラルLNGマリンフューエル株式会社が運航するLNG燃料供給船「かぐや」からLNG燃料の供給を受けました。これは名古屋港においては初めてのLNG燃料供給船によるShip to ShipでのLNGバンカリング実施例となりました。

5月12日には名古屋港で伊勢湾海運株式会社(注3)が取り扱う設備機械、続いて15日には四日市港で本田技研工業株式会社の完成車が本船に船積みされ、各港にて関係者が本船の入港を祝し、航海の安全を祈念しました。

名古屋港での式典の様子
前列右から4番目 :高見昌伸(伊勢湾海運株式会社 代表取締役社長)
前列左から4番目 :鎌田裕司 (名古屋港管理組合 専任副管理者)

四日市港での式典の様子
前列右から4番目 :小川謙(四日市港利用促進協議会 会長)
前列左から5番目 :嶋田宜浩(四日市港管理組合 副管理者)

今後、物流分野における環境負荷低減への関心の高まりに対し、安全・安定輸送に加え、環境に配慮した船隊整備を行う事で、サプライチェーンの低・脱炭素化に貢献します。

<本船概要>

船名: WILD ROSE LEADER
全長: 199.90m
全幅: 38.00m
最大積載自動車台数: 7,010台(基準車換算)
総トン数: 71,846 ㌧
建造年:  2023年
船籍:   LIBERIA

日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing - ”を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。

当社は、当社グループの外航海運事業における温室効果ガス(GHG)排出量削減の長期目標を「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と定め、将来的にアンモニアや水素など、より環境負荷の低い船舶用燃料を使用するゼロエミッション船の投入を目指しています。まずは低炭素燃料であるLNG燃料をゼロエミッション船が実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付け、「Sail GREEN」(注4)ブランドのもと、2028年までに合計20隻の新造LNG燃料自動車専用船の竣工を進めます。

(注1) セントラルLNGマリンフューエル株式会社
本社:三重県三重郡川越町
2020年5月に当社、川崎汽船株式会社、株式会社JERA、豊田通商株式会社が共同で出資し設立。国内で稼働する初のLNG燃料供給船「かぐや」を運航する。
ウェブサイト:https://central-lng.com/

(注2) 招商局南京金陵船舶有限公司
本社:中華人民共和国 南京市
事業内容: 造船業

(注3) 伊勢湾海運株式会社
本社:愛知県名古屋市港区入船
事業内容: 港湾運送事業等
ウェブサイト: https://www.isewan.co.jp/

注4)Sail GREEN
当社における、海上、陸上、ターミナル等のモードを問わず、モノ運びを通じてGHG排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたブランド。

Sail GREENロゴ 
※ロゴをクリックすると詳細ページへ移動します。

<当社自動車専用船 船隊構成の推移計画(2020年~2050年)>(2022年3月時点)

参考プレスリリース

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。