当社グループ一体で洋上風力発電拡大に貢献
4月初旬にシンガポールで竣工した、石狩湾新港(北海道)における洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)「RERA AS」(レラアㇱ、以下「本船」)が、4月19日に日本に到着しました。
本船は試運転を経てシンガポールで竣工し、郵船ロジスティクス株式会社の手配のもと、NYKバルク・プロジェクト株式会社が運航する重量物船「KIFUNE」で横浜港本牧ふ頭まで輸送されました。本船は4月19日に荷揚げされ、タグボートで京浜ドック株式会社の追浜工場まで曳航されました。
追浜工場では本船の検査や設備の換装などが行われ、本船は旗国の承認を得て日本籍船へと変更される予定です。その後、本船はSiemens Gamesa(シーメンスガメサ社)に傭船され、北洋海運株式会社の船舶管理のもと、現在建設が進んでいる石狩湾新港の洋上風力発電施設への作業員輸送に従事します。
郵船ロジスティクス、NYKバルク・プロジェクト、京浜ドック、北洋海運の4社はいずれも当社のグループ会社です。当社グループが一体となり、今後拡大が見込まれる洋上風力発電事業の一層の展開に貢献してまいります。
「KIFUNE」から荷揚げされる「RERA AS」
タグボートに曳航される「RERA AS」
京浜ドック・追浜工場に到着した「RERA AS」
本船概要
全長:27.10 m
型幅: 9.00 m
乗客定員数:12名
建造造船所:PT Kim Seah Shipyard Indonesia (Penguin Shipyard International子会社)
日本郵船株式会社は、洋上風力発電関連事業などのグリーンビジネスを通じた、低・脱炭素に向けた新しい価値創造の取り組みを対象としたESGブランド「NYK GREEN EARTH」を展開しており、今回の取り組みもその一環です。
日本郵船グループは、中期経営計画 “Sail Green, Drive Transformations 2026 - A Passion for Planetary Wellbeing -”
を2023年3月10日に発表しました。“Bringing value to life.”を企業理念とし、2030年に向けた新たなビジョン「総合物流企業の枠を超え、中核事業の深化と新規事業の成長で、未来に必要な価値を共創します」を掲げ、ESGを中核とした成長戦略を推進します。
今回の取り組みが特に貢献するSDGsの目標
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