デザインの力で船上生活をサステナブルに
当社は、3月23日、学校法人多摩美術大学(以下「多摩美術大学」)と産学共同研究契約を締結しました。4月より「船上での環境をRe-designする」をテーマに、共同研究「KRAFT & LOOP ~船員のウェアデザイン~」を開始します。
左から)当社執行役員 鈴木 英樹、多摩美術大学 理事 教務部長 和田 達也教授
1. 背景
当社は、2019年に人材育成プログラム「NYKデジタルアカデミー」(注1)を創設しました。
2022年度は、チームメンバーより「感動物流」をコンセプトにした「物流に求められる新しい価値・判断基準が社会に浸透する仕組みづくり」の取り組みが提案され、その一環として2022年9月から2023年1月まで、多摩美術大学との協業により「船員ユニフォームデザイン画 コンテスト」が開催されました。
2. 研究概要
今回新たに取り組む共同研究は、前回の「船員ユニフォームデザイン画 コンテスト」を更に発展させたものです。「デザイン思考による課題発見」と「サーキュラーエコノミーを意識した循環システムの検討」の観点から「船上での環境をRe-designする」というテーマで、既存の船員のユニフォームを社会問題解決の観点から見直すことを意図しています。
- 内容:社会における「KRAFT(長く使う)」、「LOOP(循環させる)」に関する事例を調査し、船員のユニフォームデザインのプロトタイプを共同開発する。
- 研究名:「KRAFT & LOOP ~船員のウェアデザイン~」
- 期間:2023年4月1日~2024年3月31日
3. 今後の展望
当社は、多摩美術大学のアイディア・発想力を取り入れた船員ユニフォームを開発することで、船員の船上生活、および作業の品質向上を目指すとともに、実用化を視野に検討してまいります。
(注1)
真の顧客ニーズを洞察し、主体性をもって革新・改革に取り組むビジネスリーダーを育成するため、2019年9月に創設された当社の研修プログラム。本アカデミー修了生は、2022年度までで延べ61名。
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。