当社2隻目となるLPG二元燃料エンジン搭載船
12月16日、世界有数のLPガス(Liquefied Petroleum Gas、以下LPG)事業会社である、アストモスエネルギー株式会社(以下「アストモスエネルギー」)向けの大型LPG運搬船(Very Large Gas Carrier、以下VLGC)の命名式が、川崎重工業株式会社 坂出工場で行われました。
式典ではアストモスエネルギーの山中 光 常務取締役が同船を「LANTANA PLANET(ランタナ プラネット)」と命名し、同ご令室による支綱切断が行われました。当社からは専務執行役員の河野 晃をはじめ関係者が出席しました。
右から3番目:アストモスエネルギー 常務取締役 山中 光
右から2番目:当社専務執行役員 河野 晃
本船は、重油だけではなくLPGも燃料として使用できる二元燃料エンジンを搭載したVLGCであり、今年9月に竣工した「LUPINUS PLANET」の姉妹船です。本船は、LPGを燃料として使用する場合、当社従来船の燃料油焚きに比べ、排気ガス中の硫黄酸化物(SOx) が85%以上、二酸化炭素(CO2)が15%以上削減されることになります。
当社は長きにわたり培ってきたアストモスエネルギーとの密接な関係をさらに強化し、また、環境に配慮した船隊整備を進めることで、サプライチェーンの低・脱炭素に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。
<本船概要>
全長:229.90 m
型幅:37.20 m
深さ(型):21.90 m
夏期満載喫水(型):11.60 m
積載容量:約86,500 m3(うち、デッキタンク容量 2,500 m3)
当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー
」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022
」(※※)を発表しました。
また、当社は、海上、陸上、ターミナル等のモードを問わず、モノ運びを通じてGHG(温室効果ガス)排出を低減し、お客様のサプライチェーンに還元していく取り組みを対象としたESGブランド「Sail GREEN」を展開しており、今回の取り組みもその一環です。
当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、気候変動に対応した事業戦略を通じ、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。
各社概要
アストモスエネルギー株式会社
本社:東京都 千代田区
代表取締役社長: 小笠原 剛
ウェブサイト:http://www.astomos.jp/
川崎重工業株式会社
本社:東京都 港区
代表取締役社長執行役員: 橋本 康彦
ウェブサイト:https://www.khi.co.jp
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以上
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