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エヌワイケイ・シップマネジメント社21周年記念式典を開催

 当社グループ会社のエヌワイケイ・シップマネジメント社(NYK Shipmanagement Pte Ltd、本社:シンガポール、以下「NYKSM」社)(注1)は11月15日、シンガポールのスイスホテルで設立21周年記念式典を開催しました。NYKSM社は2021年10月1日に設立20周年を迎えましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の対策のため、昨年は記念式典を行わず、今回は2011年の10周年記念式典以来の開催となりました。

 式典には、駐シンガポールの石川浩司日本国大使、Luis Alberto Melo パナマ共和国大使を始め、シンガポール海事港湾庁(MPA: Maritime and Port Authority of Singapore)(注2) や同国政府・海事関係者、取引先など約100人が出席しました。

左から
Anubhav Garg:NYKSM社 代表取締役社長兼最高執行責任者
Caroline Yang:シンガポール船主協会 会長
Luiz Alberto Melo:駐シンガポールパナマ共和国大使
長澤 仁志:当社 代表取締役社長
石川 浩司:駐シンガポール日本国特命全権大使
Niam Chiang Meng:シンガポール海事港湾庁 長官
小山 智之:当社 専務執行役員
Mary Liew:シンガポール航海士労働組合 代表理事
大橋 宏明:NYKSM社 会長兼最高経営責任者

 当社社長の長澤仁志は挨拶の中で、新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け、船員交代やワクチン接種、船用品の供給等、様々な課題を抱える中、全面的に協力して下さったシンガポール海事関係者の方々に感謝の意を表しました。また、NYKSM社は、シンガポールを始め、インド、クロアチア、ルーマニア、フィリピン、マレーシアに活動の場を広げ、スタッフ数が300人近くまで増えたことに言及し、多様な人材の育成や安全運航など当社グループのESG経営を加速させる取り組みを高く評価しました。

 NYKSM社は2001年に当社グループの船舶管理会社3社を統合してシンガポールに設立されましたが、シンガポールを重要な管理拠点と位置づける一方で、多様な人材確保、育成の観点から、2012年にはフィリピンのマニラ支店を開設、2022年7月にはインドのデリー近郊にも拠点を立ち上げ、管理拠点の多極化を進めています。また、現在LNG燃料船、メタノール燃料船、LPG燃料船といった、新技術を用いた船の管理を実施しており、当社グループの長期目標である「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」に向けて一丸となって取り組んでまいります。

 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、これからも質の高い船員教育に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。

※NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。

※※NYKグループESGストーリー2022
「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。

詳細は以下リンクよりご覧いただけます。

(注1)エヌワイケイ・シップマネジメント社
 2001年10月設立の当社100%子会社。当社グループ運航船および他船主の船舶管理、船員配乗を行う。本社はシンガポールで、支店・出張所はスプリット(クロアチア)、コンスタンツァ(ルーマニア)、マニラ(フィリピン)、ムンバイ、コルカタ、チェンナイ、グルグラム(以上インド)、ジョホールバル(マレーシア)等。

(注2)シンガポール海事港湾庁〈Maritime and Port Authority of Singapore (MPA)〉
 シンガポール運輸省に属し、海上交通、治安の維持、港湾管理、海事法の整備、シンガポール籍船の管理等を担う政府機関。

以上

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