当社は、10月21日に名古屋市立香流小学校(愛知県名古屋市)で6年生117名を対象とした出前授業を、公益社団法人中部海事広報協会ならびに国土交通省中部運輸局と共同で実施しました。
当日は、当社の船長と若手の航海士計2名が海運業、および外航船員についての講義を行いました。講義では海運について、航海士・機関士の仕事、船内生活について説明し、写真を使ったバーチャル船内ツアーも行いました。参加した学生からは「実際に船に乗ってみたい」「大変そうだけどおもしろそう」といった感想を頂きました。
近年、経済発展に伴って外航海運業界において船員需要が高まっている中、日本の若年層の間では船員という職業が認知されていないのが実情であり、現在の日本人の外航船員数は2200人にとどまっています。(注1)そこで当社では、船を身近に感じてもらい、将来なりたい職業の一つに船員の名前が挙げられるよう“郵船みらいプロジェクト”(注2)という独自の活動に取り組んでおり、その一環として今回の取り組みを行いました。当社は今後も“郵船みらいプロジェクト”を継続し、子どもたちに船員という職業に関心を持ってもらえるように活動します。
当日の様子
当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。今後もESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。
※NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。
※※NYKグループESGストーリー2022
「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。
詳細は以下リンクよりご覧いただけます。
(注1)日本人外交船員の人数
国土交通省「数字で見る海事2021」第3章船員分野を参照
https://www.mlit.go.jp/maritime/content/001416273.pdf
(注2)郵船みらいプロジェクト
「みらい」を担っていく世代に海運業と社会が密接につながっていることを伝え、子どもたちだけでなくステークホルダー、一般の方々を含めた皆さんに、外航海運やそれに携わる船員の仕事について理解していただき、「海運」のファンを増やしていく活動。2014年に開始し、これまでに船員による出前授業、職業体験イベントへの出展、ターミナル見学、船の一般公開などを行っている。
取り組みの詳細は以下のリンクをご参照ください。
https://www.nyk.com/esg/contribution/future/
関連プレスリリース
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。