外航船員の仕事を紹介
当社は、8月31日に文教大学付属中学校(東京都品川区、以下 同校)が実施する職業体験プログラムに協力し、当社の若手の航海士と機関士計3人が外航船員の仕事を紹介しました。
同校では普段できない経験や、知らない業界の話を通じて、世界を広げるよいきっかけになればという思いで、職業体験プログラムを実施しています。今回、同校からの依頼を頂き、職業体験を通じて、外航船員の仕事を知ってもらう良いきっかけになると考え、協力することになりました。
当日は、海運業、及び外航船員についての講義に加え、エンジンの分解・組み立て作業などを実施しました。また、海図を用いた航海士による航海計画体験や操船シミュレータを用いた操船体験も行いました。参加した学生からは「今回の授業を聞いて船に関して知ることができ、船関係のことについて少し興味を持つことができた。」「船に乗ってみたくなった」と感想を頂きました。
近年、世界の外航海運業界で船員需要が高まっている中、日本若年層の間では船員という職業があまり認知されていないのが実情であり、現在の日本人の外航船員数は2200人にとどまっています。(注1)そこで、当社では、船を身近に感じてもらい、将来なりたい職業の一つに、船員の名前が挙げられるよう“郵船みらいプロジェクト”(注2)という独自の活動に取り組んでおり、今回もその取り組みの一環です。当社は今後も“郵船みらいプロジェクト”を継続し、子どもたちに船員という職業に関心を持ってもらえるように活動します。
当日の様子
当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。今後もESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。
※NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。
※※NYKグループESGストーリー2022
「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。
詳細は以下リンクよりご覧いただけます。
(注1)日本人外交船員の人数
国土交通省「数字で見る海事2021」第3章船員分野を参照
https://www.mlit.go.jp/maritime/content/001416273.pdf
(注2)“郵船みらいプロジェクト”
「みらい」を担っていく世代に海運業と社会が密接につながっていることを伝え、子どもたちだけでなくステークホルダー、一般の方々を含めた皆さんに、外航海運やそれに携わる船員の仕事について理解していただき、「海運」のファンを増やしていく活動。2014年に開始し、これまでに船員による出前授業、職業体験イベントへの出展、ターミナル見学、船の一般公開などを行っている。
取り組みの詳細は以下のリンクをご参照ください。
関連プレスリリース
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。