当社グループのNYK LNGシップマネージメント株式会社が船舶管理を行うLNG(液化天然ガス)船「DIAMOND GAS ROSE」(船名:ダイアモンド ガス ローズ)と、当社関連会社の三菱鉱石輸送株式会社が船舶管理を行う自動車専用船「APOLLON LEADER」(船名:アポロン リーダー)は、日本水先人会連合会(注1)が選定する「ベストクオリティーシップ2021」を受賞しました。
同賞は、船舶の安全運航と港湾や海洋環境の保護に関する意識高揚に資するため、2003年度に創設されました(注2)。関連会社を含む当社グループは、同賞創設後18年間にわたり本水先人連合会に評価され、累計28回同賞を受賞しております(注3)。2021年度は全国の水先区で9~10月に水先人が乗船した船舶の中から特に優秀とされた7隻が選ばれました。
選定に際しては、安全かつ確実に水先人が乗下船できる設備、BRM(注4)に関する十分な訓練、統一された船内の指揮命令系統、安全運航に対する乗組員の高い意識、水先人への万全な協力体制などが総合的に評価され、今回の受賞につながりました。
当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。当社グループにとって「安全とは絶対に譲れない核心的なもの」であり、ESG経営の一丁目一番地であると捉えております。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。
※NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下リンクよりご覧いただけます。
※※NYKグループESGストーリー2022
「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。
<本船概要>
「
DIAMOND GAS ROSE
」
全長:293.5メートル
全幅:48.94メートル
総トン数:144,828トン
積載容量:165,000m3
「
APOLLON LEADER
」
全長:199.99メートル
全幅: 32.26メートル
総トン数:60213トン
自動車積載台数 : 6,341台
(注1)日本水先人会連合会
各区水先人会の全国的な連携のため設立された組織。
https://pilot.or.jp/
(注2)ベストクオリティーシップの詳細は以下日本水先人連合会のホームページをご覧ください。
https://pilot.or.jp/news/award_2021.htm
(注3)過去の受賞歴は以下の表をご参照下さい。
受賞年度 | 船名 |
2020 | LNG船「DIAMOND GAS ORCHID」 LNG船「 PACIFIC EURUS 」 |
2019 | コンテナ船「NYK DIANA」 |
2018 | 木材チップ専用船「FORESTAL REINA」 メタノールタンカー「KOHZAN MARU III」 |
2017 | コンテナ船「NYK LYRA」 |
2016 | コンテナ船「NYK RUMINA」 客船「飛鳥Ⅱ」 |
2015 | 自動車専用船「ANTARES LEADER」 ばら積み船「HISUI HORIZON」 LNG船「LNG DREAM」 |
2014 | なし |
2013 | 客船「飛鳥Ⅱ」 ばら積み船「NORTH FORTUNE」 |
2012 | 鉱石専用船「シンワマル」 |
2011 | コンテナ船「NYK ARCADIA」 LNG船「PACIFIC EURUS」 |
2010 | 客船「飛鳥Ⅱ」 ばら積み船「SANTA LUCIA 」 LNG船「ALTO ACRUX」 |
2009 | LNG船「CYGNUS PASSAGE」 コンテナ船「加賀」 |
2008 | なし |
2007 | 客船「飛鳥Ⅱ」 |
2006 | なし |
2005 | 客船「飛鳥」 |
2004 | 石炭専用船「新札幌丸」 客船「飛鳥」 鉱石専用船「NSS・コンフィデンス」 |
(注4)BRM
Bridge Resource Management (ブリッジ リソース マネジメント)
米国航空宇宙局(NASA)で開発されたCRM(コクピット・リソース・マネジメント)の概念を取り入れ、操船に関する指揮所である船橋(ブリッジ)における人的リソースの活用などを目的とする管理手法。
関連プレスリリース
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。