世界のサプライチェーン全体の脱炭素化をリードしていく決意を表明
当社は1月19日にオンラインで開催されたイベント「CDP 2021 Aリスト企業アワード」に気候変動Aリスト認定企業として参加し、代表取締役社長の長澤仁志がスピーチを行いました。
「CDP 2021 Aリスト企業アワード」では、国際環境非営利団体CDP(注1)の評価において「気候変動」、「水セキュリティ」、「フォレスト(森林)」の各部門で最高評価となるAリストに選定された日本企業の代表者より、それぞれの経営指針や環境問題への取り組みが紹介されました。
今回「気候変動Aリスト」に選定された企業は、評価対象となった全世界の約12,000社のうち200社であり、うち日本企業は56社、海運会社は当社を含め2社となっています(1月19日時点)。
長澤からは昨年に続く「気候変動Aリスト」選定への謝意とともに、2021年9月に外航海運事業での長期目標として「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」を掲げグループ全体で気候変動対策に取り組んでいること、気候変動対策にはステークホルダーとの協力が不可欠であることについて説明がなされ、「それら取り組みを加速させ世界のサプライチェーン全体の脱炭素化をリードしていく」という決意が述べられました。
長澤のスピーチは以下のURLより視聴可能ですので、是非ご覧下さい。
スピーチ全文:
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
日本郵船 社長の長澤です。
昨年に続くAリスト認定は大変名誉なことであり、改めて当社グループ全体で喜びを分かち合いたいと思います。
当社グループは船舶でのゼロエミッション実現に向け、様々な取り組みを進めており、昨年9月には外航海運事業での長期目標として、2050年までのネット・ゼロエミッション達成を掲げました。
この度もAリストへ認定頂けたことは、日々のGHG削減努力を含め、当社グループ全体での取り組みが評価されたと認識しています。
一方、気候変動対策には、ステークホルダーの皆さまとの協力が不可欠と考えています。当社グループは、さらにステークホルダーの皆さまとの取り組みを加速させ、世界のサプライチェーン全体での脱炭素化をリードしてまいります。
ご清聴ありがとうございました。
------------------------------------------------------------------------------------------------------------
当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。当社グループは今後も気候変動対応における世界の先進企業として関連情報開示に努め、社会や産業から必要とされる「Sustainable Solution Provider」として世界のサプライチェーン全体での脱炭素化をリードしてまいります。
(注1)CDP
企業や自治体を対象とした世界的な環境情報開示プラットフォームを運営する国際環境非営利団体。2000年に英国で設立され、110兆米ドルを超える資産を保有する約590の投資家と協働し、企業や自治地へ環境情報開示、GHG排出削減、水資源や森林保護の働きかけを行ってきた。2021年度は世界の時価総額の64%強に相当する約13,000社 (2020年度は約9,600社)と約1,100の自治体を含む世界の約14,000の組織がCDPを通じて環境情報開示を行っており、環境に関する世界最大級の情報開示プラットフォームの一つとなっている。CDPのスコアは持続可能な投資や調達の意思決定に際する有力な指標として、世界中で広く利用されている。回答企業には情報開示の内容に応じてAからD⁻のスコアが付与され、情報開示を行わない、あるいは十分な情報を提供しない企業はFとされる。
※CDP気候変動Aリストおよび回答企業のスコアは、以下のURLよりご覧ください。
https://www.cdp.net/en/companies/companies-scores
(※)NYKグループESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。
参考
関連プレスリリース
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。