ESGで圧倒的な存在感を持つ企業グループへ
当社は12月9日、第15回「グループ環境経営連絡会」をオンラインで開催し、グループ会社40社の中から特に企業価値の向上に貢献した京浜ドック株式会社、株式会社 ユニエツクスNCT、NYKバルク・プロジェクト株式会社の3社を表彰し23日に表彰状を授与しました。
本連絡会は、当社グループ会社が各社の環境活動情報を共有し、グループ一体となって環境経営を推進することを目的に年次開催しています。
表彰された3社はESG経営の実践として環境負荷低減の積極的な取り組みを行ったことが、ESGの観点からも高く評価されました。
各社の取り組みの内容は以下の通りです。
京浜ドック株式会社
- 安全と環境は一体との認識のもと、工場内の安全総点検を実施。
- 環境配慮型の工場として次世代燃料船の建造に向けた取り組みにも挑戦。
株式会社ユニエツクスNCT
- 日本郵船東京コンテナターミナルと日本郵船神戸コンテナターミナルにおいて、2040年までにカーボンニュートラルを達成する目標を設定。
- その取り組みの第一弾として、将来的にディーゼルエンジンから水素燃料電池に換装可能な最新型トランスファークレーン4基を日本郵船東京コンテナターミナルに導入する事を決定。
NYKバルク・プロジェクト株式会社
- B/Lカウンターの業務プロセスを再構築し、顧客へのB/Lコピー送付をpdf化する等、一部業務でペーパーレス化を実現。
- B/Lオリジナルフォームを森林認証紙(注1)およびその他の管理された供給源からの原材料で作られた環境配慮型用紙に変更し、グリーンプリンティング(注2)認定された工場で製造。
本連絡会では、各社の表彰とは別に、株式会社ブライトイノベーション(注3) 常務取締役の荻巣和紀氏による「脱炭素社会への潮流と企業に求められる取り組み」と題した基調講演を実施。環境問題に関する世界動向のほか、TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)をはじめとする情報開示への取り組み姿勢についてご講演を頂きました。
また、当社専務執行役員の小山からは「各事業でさまざまな環境関連の規制・課題があるが、真摯に取り組むことでステークホルダーの期待に向き合い、社会の要請に応えていただきたい」と各グループ会社に向けてメッセージが送られました。
当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。また、9月には外航海運事業における温室効果ガス排出量削減の長期目標を「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と決定しました。当社グループは一丸となり、脱炭素化の取り組みを加速させ、社会や産業から必要とされる「Sustainable Solution Provider」として新たな価値を創造してまいります。
左から)
当社 岡崎一正 執行役員、京浜ドック株式会社 田中英治 追浜工場長、NYKバルク・プロジェクト株式会社 野瀬素之 代表取締役社長、NYKバルク・プロジェクト株式会社 柳田久美子 在来第一グループ B/L発行チーム チーム長、株式会社ユニエツクスNCT 古川 武志 港運企画グループ 港運企画チーム長、株式会社ユニエツクスNCT 勝田 真吾 港運事業本部 京浜統括 統括グループ長、当社 髙橋正裕 環境グループ グループ長
※撮影の時のみマスクを外しています
(注1)森林認証紙
適切な管理された森林の木材を使って作られた用紙
(注2)グリーンプリンティング
資材から工程までの取り組み全てが環境に配慮されていることを示す環境配慮マーク
(注3) 株式会社ブライトイノベーション
環境経営・サステナビリティ経営分野に専門特化したコンサルティングファーム。
https://brightinnovation.jp/
参考
関連プレスリリース
会社概要
■ 京浜ドック株式会社
本社:横浜市神奈川区守屋町
代表者:代表取締役社長 小澤 敏也
主要株主:当社、郵船商事株式会社
ウェブサイト:https://www.keihindock.co.jp/
■ 株式会社ユニエツクスNCT
本社:東京都品川区大井
代表者:代表取締役社長執行役員 小原祥司
主要株主:エム・ワイ・ターミナルズ・ホールディングス株式会社
ウェブサイト: https://www.uni-xnct.com/
■ NYKバルク・プロジェクト株式会社
本社:東京都千代田区丸の内
代表者:代表取締役社長 野瀬 素之
主要株主:当社100%
ウェブサイト:https://nbpc.co.jp/
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。