船主・管理会社と共に「安全」を追求
当社は、当社が運航するドライバルク船隊の安全運航達成を目的とし、重点安全活動の共有やトラブル対策に主眼を置いたドライバルク安全実務者会議を9月16日、17日に開催しました。
本会議は、船主・船舶管理会社の実務者を招き、当社のドライバルク重点安全活動方針に関する意見交換や事故事例などの情報交換を行う会議で、2010年から開催しています。本年8月に発生した、当社が傭船する木材チップ専用船CRIMSON POLARIS号の座礁および油濁発生事故を受けて、参加者と安全運航の重要性について改めて議論をしました。今年は2日間にわたりウェブで開催され、国内外船主・船舶管理会社38社が参加しました。
会議の主な内容としては、当社の事故撲滅に向けた安全対策と過去の事例紹介に加え、操船・油濁事故、スクラバー関連、バラスト水処理システム、ドライバルク船新安全基準(DryBMS 注1)への対応についてのグループディスカッションを実施しました。
また、船舶査定・格付け会社であるRightShip社のCEOのスティーン・ブロズガード・ルンド氏も招き、プレゼンテーションを行って頂きました。
当社グループは、「NYKグループ ESGストーリー」に基づき、事業を通じてSDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献や社会課題の解決を図り、新たな価値を創造する取り組みを進めています。今回のドライバルク安全実務者会議における、パートナー企業と安全意識を共有し、継続的な安全運航を目指す活動もその一環です。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。
(注1)
ドライバルク船舶管理での安全性及びリスク管理を標準化し、安全・セキュリティ及び環境への配慮を向上させることを目的とし、2021年1月にリリースされた船舶管理基準・ガイドラインシステム。年内に運用開始予定。
https://drybms.org/
(英語)
※NYKグループ ESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下ページよりご覧いただけます。
以上
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