当社社員の現地への派遣について
青森県八戸港沖で発生した木材チップ専用船CRIMSON POLARIS(クリムゾン・ポラリス、船主:MI-DAS LINE S.A.社 [洞雲汽船株式会社の関連会社]、傭船者:日本郵船、以下「本船」)の座礁・油濁発生事故で、当社は8月18日、清掃作業などに当たるため社員10名を派遣しました。
本事故で近隣市町村の皆様、漁業関係者の皆様、お取引先様、その他関係者の皆様方には大変なご迷惑とご心配をおかけしていることについて本船を通じた輸送に関わる一員として改めて深くお詫びを申し上げます。
現在海岸に漂着した油や貨物などは、海上保安庁が指定する海上防災機関である海上災害防止センター*1の指導のもと、船主が手配した清掃業者によって清掃作業が続けられております。本事故に傭船者として関わる立場から当社が果たすべき責任として、まず海岸に漂着した貨物などの清掃を行う作業員を社員から募集し、現地へ派遣することを決定しました。第一陣の人数は10名となり、1泊2日の予定で派遣、その後第二陣、第三陣と継続して派遣する予定です。
新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当社より派遣する作業員は、適切なコロナ感染対策を行ったうえで派遣、清掃業者の指導のもと、感染予防を徹底して現地での作業を行います。
当社は座礁事故発生後より事故対策本部(本部長:代表取締役社長 長澤仁志)を立ち上げ、現地に要員を派遣しています。引き続き船主、船舶管理会社および関係者と協力して早期の事態解決に向けて全力で取り組みます。
【本船要目】
船種 :木材チップ専用船
全長・全幅 :199.9メートル・32.2メートル
総トン数:39,910トン
乗組員:21名(中国人、フィリピン人)
船籍:パナマ
船主:MI-DAS LINE S.A.社 (洞雲汽船株式会社の関連会社)
管理会社:美須賀海運株式会社
竣工年:2008年
*1:「一般財団法人 海上災害防止センター」
海上災害の発生及び拡大の防止のための措置を実施する業務を行うとともに、海上防災のための措置に必要な船舶、機械器具及び資材の保有、海上防災のための措置に関する訓練等の業務、海上災害の防止に関する国際協力の推進に資する業務等を行うことにより、人の生命及び身体並びに財産の保護に資することを目的とする機関。
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。