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本邦初、トランジションボンドを発行

温室効果ガス排出削減の取り組みを加速

当社は、本年7月に、国内で初めてトランジションボンド(第43・44回無担保社債、以下「本社債」)を国内公募形式で発行します。

トランジションボンドとは、企業の温室効果ガス排出削減に向けた長期的な移行(トランジション)戦略に則ったプロジェクトへの投資を使途とする債券です。当社は、本社債の発行により、資金調達リソースの拡大を図るとともに、候補となる資金使途を通じた低炭素ソリューションの拡充、並びに脱炭素ソリューションの開発と導入による温室効果ガス排出削減の取り組みを加速させます。

本社債は、経済産業省の「令和3年度クライメート・トランジション・ファイナンスモデル事業に係るモデル事例」に国内で初めて選定されています。

当社は、2018年に海運業界で世界初のグリーンボンドを発行し、その後、グリーンローンやサステナビリティ・リンク・ローンを締結してまいりました。今後も環境性能に優れた技術への投資を支えるために、ESGファイナンスを推進し、ESG経営をベースとした成長戦略を幅広いステークホルダーの皆様に認知頂くことを目指します。

本発行の概要

1. 回号 第43回 第44回
2. 発行体 日本郵船株式会社
3. 発行年限 5年債 7年債/10年債
4. 発行額 100億円程度 100億円程度
5. 発行時期 2021年7月を予定
6. 資金使途候補 「NYKグループESGストーリー」に掲げた、エネルギー分野における事業タイムライン(ロードマップ)(注1)で予定する投資(新規支出及び既存支出のリファイナンス)等

洋上風力発電支援船、アンモニア燃料船、水素燃料電池搭載船、LNG燃料船、LNG燃料供給船、LPG燃料船、運航効率化と最適化
7. 第三者評価機関 DNVビジネス・アシュアランス・ジャパン株式会社(注2)
8. 主幹事 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、野村證券株式会社、ゴールドマン・サックス証券株式会社、みずほ証券株式会社 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社、野村證券株式会社、SMBC日興証券株式会社
9. ストラクチャリングエージェント(注3) 三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社

当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」※を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。今後もESGファイナンスを積極的に推し進め、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進してまいります。

※NYKグループ ESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースからご覧いただけます。

(注1)エネルギー分野における事業タイムライン(ロードマップ)は以下をご参照ください。

(注2)同社により第三者評価審査、確認を受け、フレームワークに対するSPO(セカンド・パーティ・オピニオン)を取得しています。


(注3)ストラクチャリングエージェント(structuring agent)
フレームワークの策定及びセカンド・パーティ・オピニオン取得の助言等を通じて、グリーン/トランジションボンドの発行支援を行う者。


本プレスリリースは、当社の証券発行に関する情報を公表することを唯一の目的に作成されたものであり、日本国内外を問わず一切の投資勧誘またはそれに類する行為のために作成されたものではありません。

以上

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その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。