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CDP「サプライヤー・エンゲージメント評価」で 最高評価の「リーダー・ボード」に選出

 当社は、国際環境非営利団体CDP(注1)による「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価の「リーダー・ボード」に選出されました。
 これは、当社のサプライチェーン全体でのGHG (Greenhouse Gas、温室効果ガス)の排出削減への取り組みや気候変動リスクの緩和に向けた一連の取り組みが評価されたものです。
 なお、当社はCDPの気候変動に関する調査(CDP気候変動質問書)への回答に基づき、昨年12月8日に気候変動対応における最高評価である「気候変動Aリスト」に選定されており、今回はこれに続く最高評価となります。

 「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、昨年のCDP気候変動質問書の「ガバナンス・目標・スコープ3管理・サプライヤーとの協働」の4つの分野で評価され、サプライチェーン全体での気候変動への取り組みに優れた企業が選定されるものです。
 2020年度は評価対象となった約5,800社のうち、上位7%にあたる約400社が最高評価の「リーダー・ボード」に選出されました。

 当社はSBTイニシアチブ(注2)から科学的根拠に基づく目標としてSBT認定がなされた中長期環境目標(注3)に基づきGHG排出量の削減を進めているほか、お客様の協力を得て船舶燃料のLNG化の推進、各種燃節活動に積極的に取り組んでおり、今回の「リーダー・ボード」選出は、このようなサプライチェーン全体での取り組みが認められたと認識しています。

 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(注4)を本年2月3日に発表しました。これからも社会や産業から必要とされる企業グループであり続けるために、長期的視点に立ち、収益最大化と社会・環境のサステナビリティの両立を図るとともに、新たな価値を創造する“Sustainable Solution Provider”を目指します。

(注1) CDP
環境問題に高い関心を持つ世界の機関投資家や企業・団体の要請に基づき、企業や自治体に、気候変動対策、水資源保護、森林保全などの環境問題対策に関して情報開示を求め、また、それを通じてその対策を促すことを主たる活動としている非営利団体。2020年度は、世界の時価総額約50%にのぼる約9,600社の企業がCDPを通じて環境情報開示を行いました。また、世界で数百の自治体もCDPを通じて環境情報開示を行っており、環境問題に関して世界で最大の情報開示プラットフォームの一つとなっています。

※「サプライヤー・エンゲージメント評価」で「リーダー・ボード」に選出された企業の一覧は、以下のURLよりご覧ください。
http://bit.ly/SupplierEngagement20 (英語)

(注2) SBTイニシアチブ
産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるため、企業による科学的根拠に基づいたGHG排出削減目標達成を推進することを目的として、気候変動対策に関する情報開示を推進する機関投資家の連合体であるCDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の4団体により設立されたイニシアチブ。2021年2月10日時点で、世界576の企業が認定を受けており、日本企業では当社が20社目となります。

(注3) 中長期環境目標
「トン・キロメートル当たりのGHG排出量を2015年比で2030年までに30%削減、2050年までに50%削減する」という当社が設定した目標。目標達成のために、ハードウェアの技術開発やデジタライゼーション進展より見える化・効率化・最適化に努め、配船、運航や荷役効率の向上、ゼロダウンタイムの実現に取り組んでいます。

(注4) NYKグループ ESGストーリー
当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は下記関連プレスリリースよりご覧ください。

参考

関連プレスリリース

以上

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