~中部地区でShip to Ship方式によるLNG燃料供給に従事~
川崎汽船株式会社
株式会社JERA
豊田通商株式会社
日本郵船株式会社
川崎汽船株式会社(以下「川崎汽船」)、株式会社JERA(以下「JERA」)、豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)、日本郵船株式会社(以下「日本郵船」)(以下「4社」)は、共同で出資する合弁会社、セントラルLNGシッピング株式会社およびセントラルLNGマリンフューエル株式会社を通じて、中部地区におけるLNG燃料供給事業を推進しております。9月16日に、セントラルLNGシッピング株式会社が発注し、川崎重工業株式会社坂出工場(香川県)において建造中の、船舶向けの液化天然ガス(以下「LNG」)燃料を供給するための船舶(以下「LNGバンカリング船」)の命名式が執り行われましたのでお知らせします。
式典は、トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長:豊田 章男)の朝倉 正司 生産本部長、国土交通省の加藤 雅啓 大臣官房技術参事官をはじめとする来賓の方々をお迎えし、執り行われました。同船は川崎汽船の明珍 幸一 代表取締役社長、日本郵船の長澤 仁志 代表取締役社長により、「かぐや」と命名され、JERAの中村 直 常務執行役員、豊田通商の日髙 俊郎 機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部CEOによる支綱切断が行われました。
船名の「かぐや」は日本最古の物語といわれ、今なお多くの方に愛されている『竹取物語』に由来しております。また、LNGバンカリング市場を「竹」のように長く高く成長させるという思いも込められています。
「かぐや」は、国内で稼動する初めてのLNGバンカリング船になります。セントラルLNGマリンフューエル株式会社が運航を担い、JERAの川越火力発電所を拠点とし、中部地区においてShip to Ship方式(注1)による船舶向けLNG燃料(注2)供給事業を本年10月以降開始する予定です。
IMO(国際海事機関)は、2050年までに国際海運の温室効果ガス(GHG)排出量を半減させる目標を設定しており、今後LNGを主燃料とした船舶の竣工が多く見込まれています。「かぐや」は事業開始後、日本郵船の自動車専用船「SAKURA LEADER」と、川崎汽船が本年度中に竣工予定の自動車専用船をはじめとしたLNG燃料船へのLNG供給を予定しています。
4社は、川崎汽船の長期にわたるLNG船運航により蓄積された技術力、JERAの大規模基地における運営・技術力、豊田通商の船舶燃料のグローバルな販売ネットワーク、日本郵船の世界初のLNG燃料供給・販売事業への参画経験といった、各社のノウハウや強みを結集して、中部地区における安定したLNG燃料供給体制を整えるとともに、販売サービスを拡充し、船舶燃料のLNG化を促進し環境負荷の低減に貢献します。
© 川崎重工業株式会社
左から)
四国運輸局 上園 政裕 局長
トヨタ自動車株式会社 朝倉 正司 生産本部 本部長
豊田通商株式会社 日髙 俊郎 機械・エネルギー・プラントプロジェクト本部 本部CEO
株式会社JERA 中村 直 常務執行役員
日本郵船株式会社 長澤 仁志 代表取締役社長
川崎汽船株式会社 明珍 幸一 代表取締役社長
川崎重工業株式会社 橋本 康彦 代表取締役社長執行役員
国土交通省 加藤 雅啓 大臣官房技術参事官
本船概要
LNG積載容量 :3,500㎥
総トン数 :4,044トン
全 長 :81.7メートル
全 幅 :18.0メートル
造船所 :川崎重工業株式会社 坂出工場
供給体制
※セントラルLNGシッピング株式会社およびセントラルLNGマリンフューエル株式会社については以下ホームページをご覧ください。
- 注1)Ship to Ship方式
- 注2)LNG燃料の特徴
各社概要
<川崎汽船株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 明珍 幸一
ウェブサイト:https://www.kline.co.jp/ja/index.html
<株式会社JERA>
本社:東京都中央区
代表者:代表取締役社長 小野田 聡
ウェブサイト:https://www.jera.co.jp/
<豊田通商株式会社>
本社:愛知県名古屋市
代表者:取締役社長 貸谷 伊知郎
ウェブサイト:https://www.toyota-tsusho.com/
<日本郵船株式会社>
本社:東京都千代田区
代表者:代表取締役社長 長澤 仁志
ウェブサイト:http://www.nyk.com/
参考リンク
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。