~「伊豆下田沖で自動車運搬船が衝突」を想定~
当社は9月5日に安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」(注)活動の一環として、当社が運航する大型自動車運搬船が伊豆下田沖で他船と衝突する重大事故が発生した想定で対応訓練を実施しました。当訓練では国土交通省海事局、第三管区海上保安本部、東京海上日動火災保険、UK P&Iクラブ日本支社の社外関係者にもご協力頂き、より実践的に実施しました。
<事故想定>
伊豆下田沖を航行中の自動車運搬船が電源喪失後に高速旅客船と衝突し、損傷個所から貨物艙内に浸水が発生。また、旅客船では衝突により落水者が発生。
<訓練の流れ>
(1)自動車運搬船の船舶管理会社から事故の連絡を受け、直ちに事故対策本部を設置
(2)当該事故に関する情報を国土交通省海事局および第三管区海上保安本部に連絡
(3)自動車運搬船の電源復旧をはじめ、旅客船からの落水者の救助などの対応について、国土交通省海事局、第三管区海上保安本部や関係者と連携。
(4)事態の進展に合わせて順次プレスリリースを配信し、記者会見を実施。(会見での登壇者:常務経営委員 曽我貴也、常務経営委員 小山智之)
お客さまの貨物を安全かつ確実にお届けすることは、当社グループにおける最大の使命です。今後も地道な取り組みにより、船陸一丸で安全運航の徹底に努めます。
(注)「Remember Naka-no-Se」
1997年7月2日に発生した原油タンカー「ダイヤモンドグレース」の東京湾中ノ瀬原油流出事故を教訓として、毎年7月1日から2カ月間、安全運航の重要性をすべての社員が再確認するために実施している安全キャンペーン。
今年は2ヶ月間のキャンペーン期間中、 国内外の役員・社員300人超が約150隻を訪船し、基本動作として2S(整理・整頓)の徹底をテーマに掲げ、経営層や社員と現場が一体となった安全活動を展開しました。
事故対策本部の訓練風景
記者会見の訓練風景
以上
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その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。