氷川丸で再生可能エネルギーの利用を開始

当社は横浜市の脱炭素社会の実現に向けた活動「Zero Carbon Yokohama」(注1)に賛同し、横浜市山下公園に係留・一般公開中の「日本郵船氷川丸」が使用する電力を本年9月2日に再生可能エネルギー由来の電力へ切り替えました。

「日本郵船氷川丸」が使用する電力は、主に横浜市が同活動で連携している市町村の一つである青森県横浜町の「横浜町雲雀平(ひばりたいら)風力発電所」(注2)でつくられた
再生可能エネルギー100%(注3)です。

当社グループは事業活動を通じてSDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めており、今回の再生可能エネルギーへの転換はその一環です。今後も「日本郵船氷川丸」の保存活用に努めることで貴重な文化財を次世代へ繋ぐと同時に、持続可能な社会の実現に向けた活動を推進します。

日本郵船氷川丸

(注1)「Zero Carbon Yokohama」
横浜市では、2050 年も見据えて「今世紀後半のできるだけ早い時期における温室効果ガス実質排出ゼロ(脱炭素化)の実現」すなわち「Zero Carbon Yokohama」を、同市の温暖化対策の目指す姿(ゴール)として掲げ、持続可能な大都市モデルの実現に向けた取組を推進している。

(注2)横浜町雲雀平風力発電所
よこはま風力発電株式会社(茨城県日立、株主:日立サステナブルエナジー株式会社(日立キャピタルグループ)76%、青森県上北郡横浜町 24%)が所有している。「日本郵船氷川丸」では、ブロックチェーンを用いた「電力トレーサビリティ」システムにより、同発電所でつくられた電力の使用が証明される。

写真提供:よこはま風力発電株式会社

(注3)再生可能エネルギー100%
横浜町雲雀平風力発電所は固定価格買取制度(FIT)対象のため、非化石証書と組合せて利用することで実質再生可能エネルギー100%の電気とみなされる。

<日本郵船氷川丸について>

「氷川丸」は1930年に横浜で建造され、シアトル航路に就航した貨客船です。約30年にわたる航海を終えて、1961年に山下公園へ係留されて以来、横浜港のシンボルとして多くの人々に親しまれています。2016年8月には重要文化財に指定され、2020年4月に竣工90周年を迎えます。

以上

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