日本初、SOx規制適合燃料油に対応した添加剤を開発

~2020年からの規制強化を見据えた安全対策~

 当社と当社グループの日本油化工業株式会社は、硫黄分濃度規制(SOx規制)に適合する舶用燃料油(適合燃料油)に対応した新型添加剤「ユニック800VLS」(特許出願中)を共同開発しました。適合燃料油向けの添加剤としては日本初であり、適合燃料油特有の性質により起こり得る事故を未然に防止し、安全運航に寄与します。

1. 背景

 2020年1月1日から全世界的に強化されるSOx規制に対応する方策の一つとして適合燃料油(硫黄分0.5%以下の燃料油)の使用がありますが、従来の燃料油(硫黄分3.5%以下の重油)と製造方法が異なることからさまざまな性質の燃料油が供給されると言われています。

 そのため、当社と日本油化工業はいち早く適合燃料油の調査を開始し、エンジントラブル等につながる可能性のある燃料油に対して効果を発揮する添加剤を開発しました。

2. 新型添加剤の概要

 今回開発した「ユニック800VLS」は、適合燃料油に含まれる特有の成分(アスファルテン、ワックス)を効率よく分散して固形化を抑制する効果があります。

効果確認

「ユニック800VLS」の効果ついては一般財団法人 日本海事協会から鑑定書を取得しています。
製品情報や鑑定書の詳細は、日本油化工業のホームページをご覧ください。

3. 今後の展開

 当社グループは2020年から強化されるSOx規制を遵守するとともに、今回開発した新型燃料油添加剤「ユニック800VLS」を適切に使用し、安全運航の徹底に努めます。



【日本油化工業株式会社】
本社:横浜市中区
代表取締役:釜田和利

以上

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