重大事故対応訓練を実施
―「東京湾でLPG船が他船と衝突し漏油」を想定―

2017年8月8日

 
訓練の様子
 当社は8月4日、安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」(注)活動の一環として、東京湾で当社が所有する大型LPG(Liquefied Petroleum Gas:液化石油ガス)船に重大事故が発生した想定で対応訓練を実施しました。

 今回は国土交通省海事局、第三管区海上保安本部、一般社団法人海上災害防止センターにご協力いただき、関係各署との連携を含めた実践的な訓練を行いました。特に、今年はダイヤモンドグレース号の事故から20年目を迎えることから、当時の教訓を風化させないよう油流出に対する事故対応を今一度確認しました。また、本社対策本部はプレスリリースや記者会見のシミュレーションを実施し、社会に対して迅速かつ的確に情報開示することの重要性を改めて認識しました。

 訓練の概要は以下の通りです。

【事故想定】
東京湾を航行中のLPG船にブラックアウト発生(船内電源喪失)。当社グループ会社の近海郵船株式会社が運航する内航コンテナ船と衝突後、海上に燃料油が流出。


 
模擬記者会見
【訓練の流れ】
(1)LPG船の船舶管理会社から事故発生の連絡を受け、直ちに事故対策本部を設置。
(2)当該事故に関する情報を国土交通省海事局および第三管区海上保安本部に連絡。
(3)流出油防除作業、負傷者の救助などのため、国土交通省海事局、第三管区海上保安本部、海上災害防止センターやその他関係者の指示を仰ぎながら事故対策本部で事故対応。
(4)事態の進展に合わせて順次プレスリリースを配信し、記者会見を実施。
(会見での登壇者:常務経営委員 河野晃、常務経営委員 小山智之)

 当社は引き続き安全運航を最重要課題の一つと位置付け、安全分野の先進企業を目指し、安全管理体制のさらなる強化を進めていきます。

(注)安全キャンペーン「Remember Naka-no-Se」
安全運航の重要性をすべての関係者が再確認するキャンペーン。1997年7月のダイヤモンドグレース号の油流出事故を教訓として、毎年実施している。
以上



 
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