米国キャメロンLNG プロジェクトの新造LNG船を共同保有
―東邦ガス、東北電力向けのLNG船が2019年に竣工―
2016年12月22日
当社は、三菱商事株式会社(以下、三菱商事)、東邦エルエヌジー船舶株式会社(以下、東邦エルエヌジー船舶、注1)、東北電力株式会社(以下、東北電力)との合弁会社Diamond LNG Shipping 3 Pte. Ltd.(以下、DLS-3、注2)を通じて、米国キャメロンLNGプロジェクト向けのLNG船1隻(以下、本船)を共同保有します。
2015年12月に、三菱商事は株式会社MI LNGカンパニー(注3)と船舶建造契約を締結し、Diamond Gas International Pte. Ltd.(注4)と定期傭船契約基本合意書を締結しました。その後、本年5月に三菱商事は、当社、東邦エルエヌジー船舶、東北電力との本船の共同保有を前提に、船舶保有会社DLS-3を設立しました。
今般、本船の共同保有者となる4社が関係当局から事業認可を取得し、当社、東邦エルエヌジー船舶、東北電力がDLS-3へ出資参画した事を受け、船舶建造契約および定期傭船契約基本合意書が三菱商事からDLS-3へ譲渡されました。
本船は三菱重工船舶海洋株式会社(注5)で建造される165,000m3型LNG船「サヤリンゴSTaGE」(注6)で、2019年の竣工後、当社による船舶管理の下、米国ルイジアナ州で当社と三菱商事が共同参画するキャメロンLNGプロジェクトの東邦ガス株式会社および東北電力向けLNG輸送に従事する予定です。
当社は、世界中で拡大するLNG需要を見据え、キャメロンLNGプロジェクトを推進し、今後も安定的かつ経済的なエネルギー輸送に努めていきます。
写真提供:三菱重工船舶海洋㈱
(注1)東邦エルエヌジー船舶株式会社
東邦ガス株式会社100%出資のLNG船保有会社。
(注2)Diamond LNG Shipping 3 Pte. Ltd.
LNG船の保有ならびにLNG輸送事業を目的にシンガポールで設立。
出資比率は当社40%、三菱商事40%、東邦エルエヌジー船舶10%、東北電力10%。
(注3) 株式会社MI LNGカンパニー
2013年4月に設立された三菱重工業株式会社(以下、三菱重工)51%、今治造船株式会社
49%出資のLNG船設計・販売会社。
(注4) Diamond Gas International Pte. Ltd.
シンガポールに本社を置く三菱商事100%出資の子会社。
(注5) 三菱重工船舶海洋株式会社
三菱重工の長崎地区における商船建造事業を担う、同社100%出資の船舶建造事業会社。
(注6) サヤリンゴSTaGE
球形タンクを覆う連続タンクカバー、高効率再熱舶用蒸気タービン機関と2元燃料ディー
ゼル電気推進機関を組み合わせたハイブリッド2軸推進方式STaGE (Steam Turbine and
Gas Engines) の採用により燃費効率を改善した三菱重工船舶海洋㈱の新船型。
以上
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。