CDPの「気候変動情報開示先進企業」に4年連続で選定
-取組に関する調査で満点を獲得-
2015年11月4日
当社はCDP(注1)により気候変動情報開示に優れた企業として「クライメート・ディスクロージャー・リーダーシップ・インデックス(CDLI)」に4年連続で選定されました。日本企業500社を対象として実施される調査において、回答企業のうち上位10%以内のスコアを獲得するのが選定要件ですが、当社は今回満点での選出となりました。
当社は国内外のグループ会社を対象に356の事業所、約800隻の運航船で環境負荷データを集計しています。CO2排出量については、2012年よりスコープ1、2、3(注2)において全データの信憑性を第三者機関に認証されており(注3)、データの精度向上と積極的な開示に取り組む一方、省エネ運航の一層の強化や環境に優しいエネルギーとして注目されるLNG燃料の実用化などの革新的な技術開発により、さらなる環境負荷の低減を推進しています。
当社は、今後も地球環境と持続可能な社会への実現に貢献し、中期経営計画“More Than Shipping 2018~Stage2 きらり技術力~”に掲げた“安全・環境分野の先進企業”をめざしていきます。
(注1) CDP
運用資産総額95兆米ドルを有する世界の822の機関投資家を代表し、企業の温室ガス排出量や気候変動等に関する取り組みの情報を収集、評価している国際非営利団体(NPO)。日本ではFTSEジャパンインデックスを基本とする大手企業500社に対して①気候変動管理②気候変動によってもたらされる事業的なリスクと機会③排出量の3部門に関する質問書を送付し、その回答結果を分析・評価して公表している。
(注2) 当社グループによるスコープ1~3の情報
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説明
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当社グループの算出対象例
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スコープ1
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管理可能な直接排出源
算定者が所有・管理している設備における燃料の使用など算定主体自らの活動からのGHG排出
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・ 燃料(都市ガス、重油、軽油、ガソリン等)の使用由来のCO2排出
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スコープ2
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管理可能な間接排出源
エネルギー使用に伴うGHG排出のうち、電力、熱(蒸気・温水・冷水等)の購入によるGHG排出
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・ 電力の使用による電力会社からのCO2排出や、蒸気・温水・冷水の使用による地域熱供給会社からのCO2排出
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スコープ3
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企業のバリューチェーンで生じるScope2以外の間接排出
業務に必要な物品・原材料の購入を通じた上流側バリューチェーンでのGHG排出や、製品の輸送・サービスの提供に伴う上流側バリューチェーンでのGHG排出
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・ 原材料の製造・輸送に起因するCO2排出
・ 製品の輸送や販売先での更なる製品加工などに起因するCO2排出
・ 従業員の通勤・出張に伴うCO2排出
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(注3) 2012年7月20日発表
海運業界で世界初、GHGプロトコル“スコープ3”まで対応
-温室効果ガス排出データを第三者検証、保証書を取得-
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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