当社フィリピン商船大第5期生107人が卒業
―「国際海運の世界では大きなチャンスが待っている」と激励―
2015年9月24日
当社がフィリピンのトランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ(以下TDG、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (以下NTMA)の5回目となる卒業式典が9月21日、マニラ近郊カランバ市カンルーバンの同校で行われました。
式典には、フィリピン海外雇用庁のハンズ・レオ・カクダック長官(Hans Leo J. Cacdac)ら多数の来賓を迎え、当社代表取締役社長の内藤忠顕、TDGのロベルトC.デルガド(J. Roberto C. Delgado)会長らが出席し、2011年に入学した第5期生107人の卒業を祝いました。
写真左から
当社代表取締役社長 内藤忠顕、
最優秀卒業生 Shepherd Rock P. Dumpayan、
ハンズ・レオ・カクダック フィリピン海外雇用庁 長官、
ロベルトC.デルガド TDG会長
社長の内藤は祝辞の中で「諸君が親元を離れ、仲間と切磋琢磨しながら大学での勉学と乗船訓練を無事に終えたことを祝福したい。これから諸君が船員となって働く国際海運の世界では、もっと大きなチャンスや可能性が待っているだろう」と、卒業生に激励の言葉を贈りました。
NTMAは2007年の開校以来、独自の奨学金制度を整え、家庭環境から大学に通うことが困難な学生に対しても大学進学の道を開き、日本および世界で培ってきた船員育成の経験を活かし、フィリピンの状況に合わせた基礎学力を向上させる独自のプログラムと乗船実習などにより質の高い船員の育成を図っています。また、NTMA は2011年8月、国土交通省が創設した機関承認制度において、日本初の船員教育機関校としての認定を受けるなど商船学校として高い評価を得ています。
NTMA卒業生は海技免状の取得後、当社グループ運航船に三等航海士、三等機関士として乗船し、ハイリスク船を含めた運航船で船長、機関長を目指します。2011年9月の第1期生から今回の第5期生までの累計卒業者数は既に554名に達し、第4期生までの大半が当社グループ運航船で航海士または機関士として活躍しています。
当社は今後も、将来の当社船員の中核となる幹部候補として、フィリピン人船員のさらなる「質」と「量」の向上を図っていきます。
【NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要】
開校日
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:2007年6月3日
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規模
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:学生(定員数)航海科 70名 / 機関科 70名 1学年計 140名
(2012年入学までは航海科 60名 / 機関科 60名 1学年計 120名)
職員 約70名
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場所
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:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間)
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システム
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:3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制
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理念
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:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。
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(注)トランスナショナル・ダイバーシファイド・グループ
1976年に現会長のデルガド氏により設立された企業グループで、船舶の代理店業と船員供給・教育事業に加えて、航空事業や物流事業を行う。当社とは、設立時の1976年から協力関係にある。
参考:
2007年7月9日発表
フィリピン・アロヨ大統領、商船大学の開校記念式典に
2011年9月2日発表
当社のフィリピン商船大学が国交省の新制度認定校に
-卒業生は日本籍船乗船に個別海技能力の確認不要-
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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