三陸産菜種油「油いっこ」のオーナー制度に参加
―菜の花咲かせ、地域産品の製造を通じた復興支援活動―
2015年8月7日
当社は、岩手県釜石市を拠点に菜の花大地復興プロジェクトに取り組む一般社団法人ユナイテッドグリーン(注1)と三陸産菜種油「油いっこ(ゆいっこ)」(注2)のオーナー契約を締結しました。本プロジェクトは、津波による塩害農地や周辺の耕作放棄地に菜の花を咲かせ、景観を改良するとともに、収穫された菜種から食用油を製造して地域産品へと育て上げるものです。
この契約により、当社は菜の花畑の一定区間のオーナーとなります。当社では社員ボランティアを組織し、現地での作業に派遣する予定です。収穫された菜種油は社内で販売し、現地に赴く機会のない社員にとっても、震災の記憶の風化を防ぎ、復興に思いをはせるなど現地との関わりを改めて考えるきっかけになればと考えています。
当社は東日本大震災発生以降、グループ社員によるボランティアを現地に派遣し、さまざまな活動を行ってきました。昨年からは岩手県上閉伊郡大槌町で新入社員のボランティア研修を実施、復興現場での作業や地域で復興に携わる方々との交流を通じ、企業人として業務外でも経験を積み、視野を広げることを期待しています。
当社は、地球社会とともに生きる企業市民として、引き続き復興支援活動に取り組んでいきます。
(注1)一般社団法人ユナイテッドグリーン
未来循環型(エネルギーと食の自給、資源循環)の地域モデル創出を目指す、非営利団体。東日本大震災で被災した岩手県釜石市に拠点をもち、菜の花を地域に植え、地域交流や循環型地域を促す「菜の花大地復興プロジェクト」などを大震災直後より実施。住民と交流しながらの作業を通じて住民や地域に元気を与え、菜種油の収益は地元の雇用につなげ、住民へ還元するなど未来につながる地域作りに役立てている。また、復興した商店などから廃食油を集め、バイオディーゼル燃料にリサイクルし、地域イベントの電力を賄うエコ燃料として利用するなど、エネルギーの地産地消と災害に強い地域づくりを目指している。
(注2)油いっこ
菜の花大地復興プロジェクトで収穫された菜種を使用して作った食用菜種油。
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。
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