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    -レプソル子会社向け用船、ブラジル海域の原油輸送に従事-
 
 

新造シャトルタンカー「Raquel Knutsen」と命名
-レプソル子会社向け用船、ブラジル海域の原油輸送に従事-

2014年11月14日

 当社が50%出資するクヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社(Knutsen NYK Offshore Tankers AS、本社:ノルウェー・ハウゲスン、以下KNOT社) がCOSCO ZHOUSHAN SHIPYARDで建造しているシャトルタンカー(注1)の命名式が11月12日に行われ、「Raquel Knutsen(ラッケル クヌッツェン)」と命名されました。KNOT社からは社長のトリグベ・セグレム(Trygve Seglem)をはじめ同社役員が、当社からは代表取締役専務の長澤仁志と経営委員のスヴェイン・スタイムラー(Svein Steimler)が出席しました。
 
 「Raquel Knutsen」は竣工後、レプソル・シノペック・ブラジル社(Repsol Sinopec Brasil S.A.、本社:ブラジル・リオデジャネイロ)へ用船され、最長15年間にわたり、ブラジル海域で産出される原油のシャトル輸送に従事する予定です。
 
 本船は15万2千重量トン型スエズマックスタンカーで、ダイナミック・ポジショニング・システム(動的定点保持システム)クラスII(注2)とバウローディングシステム(注3)を搭載しています。
 
本船の竣工後、KNOT社傘下のシャトルタンカーの運航隻数は発注残含めて計29隻となり、北海およびブラジル沖海洋油田からの原油輸送を中心に海洋事業分野の業容を着実に拡大しています。
 
 当社は、新中期経営計画“More Than Shipping 2018~Stage2 きらり技術力~”で策定した事業戦略に基づき、シャトルタンカー事業のみならず、今後も引き続き世界各地で海洋事業案件に従事し、安定的かつ経済的なエネルギー輸送に努めていきます。


前列左から8番目:KNOT社長 トリグベ・セグレム 
前列右から5番目:KNOT社 宍戸 史武
前列右から6番目:当社代表取締役専務 長澤 仁志
前列右から7番目:当社経営委員 スヴェイン・スタイムラー
2列目右から7番目:当社海洋事業グループ長 小沼 可幸

(注1)シャトル・タンカー
別名フローティング・パイプライン(Floating Pipeline)とも呼ばれ、海底油田上にある石油生産・貯蔵・積出し施設(FPSO)などから海上で一定の距離を保ったまま油を積み込み、陸上の石油貯蔵基地または石油精製基地までピストン輸送するためのタンカー。
 
(注2)ダイナミック・ポジショニング・システム クラスⅡ
すべての機器・配線を含めたシステムを完全に二重化して冗長性を高めたダイナミック・ポジショニング・システム。
 
(注3)バウローディングシステム
海象の荒い地域でより安全に荷役するために、船首部分で荷役を行う仕組み(通常のタンカーは船側で荷役を行う)。また、緊急時に速やかに離脱する目的で、荷役ホースの接続や切り離しが通常のタンカーの荷役システムと比べて容易である。
 
参考:
2013年1月24日発表
当社のシャトルタンカー事業で初の定期傭船契約
-世界的エネルギー企業レプソル社と来年第4四半期から5年間-
https://www.nyk.com/release/2447/002461.html
 
 
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。