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KNOT子会社、新規FSO用船契約を締結
―最長12年のチャーターサービス提供―

2013年12月12日

当社が50%出資するクヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社(Knutsen NYK Offshore Tankers AS、本社:ノルウェー・ハウゲスン、以下KNOT社)の100%出資子会社であるKNOT FSO 1 AS社 は、このたびTotal E&P Norge AS社(本社:ノルウェー・スタバンゲル、以下Total社)とFSO(浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備)(注1)の建造および用船契約を締結しました。
 
本プロジェクトはKNOT社が保有するシャトルタンカーをFSOに改造して用船するもので、Total社(51%)、Petoro AS社(30%)、Statoil Petroleum AS社(19%)の3社が共同で保有するノルウェー領北海のMartin Linge油田で産出したオイルの貯蔵とシャトルタンカーへの積み出しを目的として、同鉱区に据え付けられる予定です。
 
FSOは①プラットフォーム及び陸上から遠隔操作が可能なシステム ②環境に配慮した陸上からの給電システム ③FSO上で水と油を分離するシステム―を装備している点が特徴で、2016年末の竣工を予定しています。完成後はTotal社に対し最長12年のチャーターサービス(リースと運転・保守点検等のオペレーション)を提供します。
 
また、プラントエンジニアの設計・調達・建設(EPC・注2)段階での当社社員の派遣が決定しており、当社社員が初めてEPC段階に関与する画期的なプロジェクトとなります。当社は今後も拡大が見込まれる海洋資源開発事業に関わる、さまざまな案件への取り組みを積極的に進めていきます。
 
FSO概要 >

全長
269.4メートル
42.5メートル
深さ
22.0メートル
喫水
15.65メートル
連続最大出力
10,000キロワット × 2

 
 
(注1)FSO
Floating Storage and Offloading system: 浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備。石油・ガスの生産を行なう設備を持たない、洋上での貯蔵・積出専用の設備。FSOは生産設備(固定式の生産設備、TLP〈Tension Leg Platform=緊張係留式プラットフォーム〉のような貯蔵設備を持たない浮体式の生産設備、あるいは陸上の生産設備)で生産された原油を受け入れて設備内のタンクに貯蔵し、シャトルタンカーへ積み出しを行う。
 
(注2)EPC
設計(Engineering)、資材調達(Procurement)、建造(Construction)の略。FPSO(floating production, storage and offloading=浮体式生産貯蔵積出設備)、FSO、TLPなどの海洋石油・ガス生産設備を設計から資材調達、建造まで一括で石油開発会社に提供する。
 
 
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。