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    ―震災から2年7ヶ月の歳月を経て返還―
 
 

津波で米国に漂着した実習ボートをグループ一丸で輸送協力
―震災から2年7ヶ月の歳月を経て返還―

2013年10月22日
日本郵船株式会社
郵船ロジスティクス株式会社


本船に積まれるボートのコンテナ

日本郵船株式会社(本店:東京都千代田区、代表取締役社長:工藤泰三)と郵船ロジスティクス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:倉本博光)は、東日本大震災の津波で流出し米国カリフォルニア州に漂着した、岩手県立高田高校(陸前高田市、現在は同県大船渡市の仮校舎で授業)の実習ボートを無償輸送しました。
 

震災の津波により流出した同校海洋システム科の実習ボートは、今年4月に米国カリフォルニア州クレセントシティーに漂着しているのが発見され、その後地元デルノート高校の生徒の尽力などにより、高田高校へ返還されることになりました。


デバンニングの様子

ボート発見のニュースを知った当社グループは、2011年10月から2012年12月にかけて陸前高田市内でボランティア活動を行った経緯もあって、協力を申し出、今回の輸送が実現しました。日本郵船が米国オークランド港から仙台港までの海上輸送を、郵船ロジスティクスが米国と日本の両国内の通関、陸上輸送に携わりました。日本郵船が運航するコンテナ船“Spring R”に積載されたボートは10月13日に仙台港に到着しました。
 
ボートは10月22日、高田高校の生徒が見守る中、寄託先になる陸前高田市立博物館(旧陸前高田市立生出小学校)に運ばれました。同日には返還式が行われ、当社グループからは郵船ロジスティクス東北株式会社、代表取締役社長の川村伸吾が出席しました。また、ボートは当面は同館に保管され、将来的に震災の記録や防災教育の貴重な資料として役立てられます。今回の返還を機に、高田高校とデルノート高校では来年にも両校の交流を行うべく、計画を進めています。
 
当社グループは、今後もモノを運ぶという本業を通して社会貢献活動に取り組んでいきます。


到着したボート 高田高校の生徒と
左から3番目:郵船ロジスティクス東北 代表取締役社長 川村伸吾、
6番目:高田高校 横田昭彦校長

 

 

 

 

 

 

 

以上

掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。