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    ―ブラジル沖産出の原油輸送に従事―
 
 

シャトルタンカー事業で新たな定期用船開始
―ブラジル沖産出の原油輸送に従事―

2013年1月24日

当社が50%出資するクヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社(Knutsen NYK Offshore Tankers AS、本社:ノルウェー・ハウゲスン、以下KNOT) は1月15日に韓国の現代重工業(Hyundai Heavy Industries)で建造した15万7千重量トン型スエズマックス・タンカーCarmen Knutsenを世界的エネルギー企業であるレプソル社(Repsol S.A.、本社:スペイン・マドリッド) に無事引き渡すと同時に定期用船を開始しました。契約期間は5年間(延長オプションあり)で、ブラジル沖で産出される原油のシャトル輸送に従事します。
 
さらにKNOTグループはレプソル・シノペック・ブラジル社(Repsol Sinopec Brasil S.A.、本社:ブラジル・リオデジャネイロ)と新たにシャトル・タンカー(注1)の定期用船契約を結びました。用船開始時期は2014年7月から9月の間の予定で、期間は10年(延長オプションあり)となります。
 
この契約には中国のCOSCO舟山造船所で建造されるダイナミック・ポジショニング・システム(動的定点保持システム)クラスII(注2)とバウローディングシステム(注3)搭載の15万2千重量トン型スエズマックス・タンカーを投入する予定です。ブラジル沖のサントス・カンポス海盆で産出される原油のシャトル輸送をすることになります。
 
当社グループは、今後も引き続き、世界各地での安定的かつ経済的なエネルギー輸送に努めてまいります。
 
参考:
・2011年8月9日発表 当社のシャトルタンカー事業で初の定期傭船契約
-世界的エネルギー企業レプソル社と来年第4四半期から5年間- 
https://www.nyk.com/release/1413/NE_110809.html
 
(注1)シャトル・タンカー
別名フローティング・パイプライン(Floating Pipeline)とも呼ばれ、海底油田上にある石油生産・貯蔵・積出し施設などから海上で一定の距離を保ったまま油を積み込み、陸上の石油貯蔵基地または石油精製基地までピストン輸送するためのタンカー。
 
(注2)ダイナミック・ポジショニング・システム クラスⅡ
すべての機器・配線を含めたシステムを完全に二重化して冗長性を高めたダイナミック・ポジショニング・システムのこと。
 
(注3)バウローディングシステム
海象の荒い地域で、より安全に荷役するために、船首部分で荷役を行う仕組み(通常のタンカーは船側で荷役を行う)。また、緊急時に速やかに離脱する目的で、荷役ホースの接続や切り離しが通常のタンカーの荷役システムと比べて容易である。
 
以上
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。