環境目標・活動計画

「環境経営指標」によるCO2排出量の把握と管理

地球温暖化防止に向け、運航船舶からのCO2排出量の削減に取り組んでいます。CO2排出量を把握し、削減目標を管理するため、環境経営指標を導入しています。

環境経営指標は、IMO※1のガイドラインに準拠したCO2排出原単位を用いています。

環境経営指標=環境負荷(CO2排出量)/事業付加価値(海上輸送重量トン・キロメートル)

また、この指標は独自に開発した指標データ管理システムより算出、管理しております。

  1. ※1IMO
    International Maritime Organization
    国際海事機関の事。海運・造船に関する技術的問題や法律的問題について、政府間の協力の促進や条約の策定等を行っている国連の専門機関。

当社の温室効果ガス削減達成実績と最新の目標は下記の通りです。

当社の中長期環境目標はSBT認定※1を取得致しました。

  1. ※1SBTイニシアチブ
    産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるため、企業による科学的根拠に基づいたGHG排出削減目標達成を推進することを目的として、気候変動対策に関する情報開示を推進する機関投資家の連合体であるCDP、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の4団体により設立されたイニシアチブ。2018年6月12日時点で、世界100以上の企業が認定を受けており、日本企業では当社が20社目となります。

尚、現在の目標の進捗状況は下記の通りです。

環境経営指標データ

船種 環境経営指標(g-CO2/トン・キロメートル) 改善率
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2015年度比
全船+航空機 6.36 6.33 6.26 -1.5%
全船 5.77 5.72 5.61 -2.7%
  • 数値が減少するとトン・キロメートルあたりのCO2排出量が改善したことになります。

2017年度環境マネジメントプログラム

目標・指標 手段・施策 達成状況
(通期)17年4月~18年3月
評価
(○・△・×)
1 ISO14001を利用した環境活動の推進
  1. 1NYKグループマルチサイト認証の維持・拡大
  2. 2EMSマニュアルの継続的な改善
  3. 3ISO14001:2015年版の認証取得
  1. 1地域・事業に合った適切な活動の維持、及び顧客要望に応じた認証の拡大
  2. 2EMSマニュアル2015年版策定
  3. 3海外・国内マルチサイトの移行審査準備を主導
  1. 155社 146サイト
  2. 22018年1月25日一部改訂
  3. 310-11月各関連サイト内部監査実施。12月~3月で外部審査実施。5月18日の最終移行審査に向け準備中。
2 規制・条約の順守(船舶運航、事業活動)、業界基準・自社基準の制定・順守
  1. 1船舶に関連する条約・法律・規制の把握および遵守徹底
  2. 2業界全体を通じての持続可能な社会のための国際ルール作りへの貢献
  1. 1NAV9000規格の見直し、ISO9001:2015対応
  2. 2国際ルール策定に積極的に関与
  1. 1ISO9001(2015)へ移行完了(2017年8月)
  2. 2各幹事会(業界団体幹事会・IMO MEPC)に参加
3 運航船体の安全確保(事故削減)
  1. 1深刻な海洋汚染の原因となる重大事故件数0
  2. 2運航船遅延時間 10時間/年・隻
  3. 3緊急事態への準備対応
  1. 1
    1. (1)NAV9000(会社・本船)の実施
    2. (2)ニアミス3000活動の促進(対象会社の拡大)
    3. (3)各種安全推進会議・安全セミナーの開催
    4. (4)安全・保安情報(C/R, S/B, Security Info)の発信
    5. (5)安全推進・保安キャンペーン(訪船活動)の実施
    6. (6)ビッグデータを活用した機関プラント事故防止による安全性向上手法の開発
  2. 2遅延時間ミニマイズ活動の継続
  3. 3
    1. (1)事故対応訓練及びレビューの実施
    2. (2)メディア対応訓練及びレビューの実施
  1. 1
    1. (1)287隻/30社 CAR956件
    2. (2)44社、71,160件
    3. (3)Fleet安全推進会議
      7/4@東京(船主/管理会社)
      7/11@今治
      8/24 社長・船機長懇談会
      8/28 Global SEMC Meeting
      11/30 役員・船機長懇談会(リキッド)
      3/13 役員・船機長懇談会(ドライ)
    4. (4)CR 10/ SB 4/ SI 24/ PSC Info 3/ MEI 8
    5. (5)475隻/856名
    6. (6)進捗は適宜関係者間で共有
  2. 2(全体)23.9 時間/隻
    (機関)3.5時間/隻
  3. 3
    1. (1)7回
    2. (2)12/1実施 及び e-learning実施
4 海・陸・空に広がるサービスの安全確保
NYKグループおよび関係者間での意識共有
  1. 1安全・環境対策推進委員会の開催
  2. 2グループ環境経営連絡会の開催
  3. 3郵船ビルにおける防災訓練の実施
  1. 15/24@東京
  2. 211/14@東京
  3. 39/13&3/14 郵船ビル全体で実施
5 省資源・省エネルギー・廃棄物削減、リサイクル等への取り組み
本店オフィスでの電気・水・紙の使用量を2012~2014年度平均比0.1%削減 電気・水・紙の使用量削減に努める 紙 : -20.9%
水 : 1.8%
電気: 2.3%
6 温室効果ガスの排出抑制(地球温暖化防止)
  1. 1環境経営指標(CO2排出量削減)の設定
    2018年度までに2010年度比較 燃料消費効率15%向上
  2. 2NYKグループ全体のCO2排出量の把握
  1. 1燃節活動の取り組み、及び、本船からの環境経営指標算出用データ(向上率、対象隻数、主機平均負荷率)の収集
  2. 2環境負荷データ集計システム(ECO TRACK)の運用
  1. 1対象隻数:487隻
    2010年度比改善率14.3%(海外現法含む)
    主機平均負荷率:49.2%
  2. 2国内:244事業所(47社)
    海外:149事業所
7 大気汚染防止(NOx, SOxの削減)
窒素酸化物(NOx)、硫化酸化物(SOx)排出量の削減
  1. 1カリフォルニア減速プログラムへの協力
  2. 2停泊中の陸上電源受電(AMPコンテナ対応船の増)
  3. 3NOx/SOx排出低減機器の搭載
  1. 1LB 17'APR-19'MAR 98%(40mile)
  2. 2受電設備搭載隻数:41隻
  3. 3NOx/SOx排出低減機器
    水エマルジョン採用:新造船4隻
8 環境にやさしい技術等の採用/生物多様性の保全
  1. 1バラスト水処理装置の搭載推進(搭載隻数前年度比増)
  2. 2環境に優しい解撤の実施
  3. 3NYKトータルビルジシステムの採用推進
  1. 1搭載船の拡大
  2. 2シップリサイクルでのNYKスタンダード順守
  3. 3新造船への積極的採用
  1. 1本年度 11隻増(全82隻)
  2. 2本年度 解撤数0
  3. 3本年度 全船(6隻)で順守
9 環境保全活動への意識高揚
  1. 1環境研修等の実施
  2. 2環境「e-ラーニング」の実施
  3. 3社員向け環境情宣活動の実施
  1. 1環境研修・勉強会の実施
  2. 2環境「e-ラーニング」コンテンツ作成、及び受講者数(受講完了率)向上
  3. 3社内報などへの環境掲載記事の記録・環境保全キャンペーン実施
  1. 1新入社員研修(4/20)、CSR研修実施(10/6)
  2. 211-1月で実施。受講率96.6%
  3. 3環境関連記事の掲載継続、環境川柳、環境フォトコンテスト等の実施(6月-9月)
10 環境情報開示
  1. 1NYKレポートの発行
  2. 2社外からの環境に関するアンケート対応
  3. 3当社WEBサイトでの最新の環境情報を開示
  4. 4CO2排出量の情報開示
  1. 1記載内容の見直し・更新・発行
  2. 2取り組み事項による効果を社外からのアンケートにて積極的に開示
  3. 3掲載項目の見直し・更新
  4. 4CO2 e-calculatorのデータ更新、米国NPO(BSR)のCCWGへの参画、スコープ1,2,3のデータ検証
  1. 17月に日本語、8月に英語発行
  2. 224件
  3. 31回更新(8月&1月)
  4. 4CO2 e-calculatorデータ更新、CCWG参画、スコープ1,2,3データ保証書取得

2018年度環境マネジメントプログラム

目標・指標 手段・施策
1 環境活動の推進
環境マネジメントシステムを適切に運用し、継続的な改善活動の実施
(改善活動に向けた委員会や連絡会開催や防災訓練含む)
  1. 1NYKグループマルチサイトの認証維持とサイト内のガバナンス強化
  2. 2EMSマニュアルの継続的な改善
  3. 3ISO14001:2015への移行
  4. 4安全・環境対策推進委員会の開催
  5. 5グループ環境経営連絡会の開催
  6. 6防災訓練の実施
2 規制・条約の順守
(船舶運航、事業活動)、業界基準・自社基準の制定・順守
  1. 1船舶に関連する条約・法律・規制の把握および遵守徹底
  2. 2非海運業に関する法律・条令の順守
  3. 3海運業界を通じた持続可能な社会のための国際ルール作りへの貢献
  1. 1NAV9000規格の見直し
  2. 2コンプライアンス徹底活動
  3. 3国際ルール策定に向けた会合への出席
3 安全運航の徹底(事故削減)
  1. 1深刻な海洋汚染の原因となる重大事故件数0
  2. 2運航船遅延時間 10時間/年・隻
  3. 3緊急事態への準備対応
  1. 1
    1. (1)NAV9000(会社・本船)の実施
    2. (2)ニアミス3000活動の促進(対象会社の拡大)
    3. (3)各種安全推進会議・安全セミナーの開催
    4. (4)安全・保安情報(C/R, S/B, Security Info)の発信
    5. (5)安全推進・保安キャンペーン(訪船活動)の実施
  2. 2遅延時間ミニマイズ活動の継続
  3. 3
    1. (1)事故対応訓練及びレビューの実施
    2. (2)メディア対応訓練及びレビューの実施
4 省資源・省エネルギー・廃棄物削減、リサイクル等への取り組み
本店オフィスでの水・紙の使用量、及びCO2(電気・蒸気)排出量をそれぞれ前年比0.5%削減 電気・水・紙の使用量削減に努める
5 温室効果ガスの排出抑制(地球温暖化防止)
  1. 1環境経営指標(CO2排出量削減)の設定
    2030年度までに2015年度比較 燃料消費効率30%向上
  2. 2NYKグループ全体のCO2排出量の把握
  1. 1
    1. (1)燃節活動の取り組み、及び、本船からの環境経営指標算出用データ(向上率、対象隻数、主機平均負荷率)の収集
    2. (2)IMO目標及び新中計目標等を踏まえたGHG削減の具体化
    3. (3)インターナルカーボンプライシング導入の検討
  2. 2環境負荷データ集計システム(ECO TRACK)によるデータ収集
6 大気汚染防止(NOx,SOxの削減)
窒素酸化物(NOx)、硫化酸化物(SOx)排出量の削減
  1. 1電子制御エンジンの採用
  2. 2NOx/SOx排出低減機器の搭載
7 環境にやさしい技術等の採用/生物多様性の保全
  1. 1バラスト水処理装置の搭載推進(搭載隻数前年度比増)
  2. 2環境に優しい解撤の実施
  3. 3NYKトータルビルジシステムの採用推進
  1. 1搭載船の拡大
  2. 2シップリサイクルでのNYKスタンダード順守
  3. 3新造船への積極的採用
  4. 4海洋生物保全の為の減速プログラム
8 環境保全活動への意識高揚
  1. 1環境研修等の実施
  2. 2環境「e-ラーニング」の実施
  3. 3社員向け環境情宣活動の実施
  1. 1環境研修・勉強会の実施
  2. 2環境「e-ラーニング」コンテンツ作成、及び受講者数(受講完了率)向上
  3. 3社内報などへの環境掲載記事の記録・環境保全キャンペーン実施
9 環境情報開示
  1. 1NYKレポートの発行
  2. 2社外からの環境に関するアンケート対応
  3. 3当社WEBサイトでの最新の環境情報を開示
  4. 4CO2排出量の情報開示
  1. 1記載内容の見直し・更新・発行
  2. 2取り組み事項による効果を社外からのアンケートにて積極的に開示
  3. 3掲載項目の見直し・更新
  4. 4スコープ1,2,3のデータ検証及び情報開示
  5. 5環境ボランティア活動の推進