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海風日記

横浜古地図

日本の開国のきっかけは1853年のペリー(1794~1858)の来航とされています。翌54年日米和親条約締結により、下田(静岡県)・箱館(北海道)を開港、58年の日米修好通商条約締結時には、さらに神奈川、長崎、新潟、兵庫の開港が求められました。しかし、神奈川湊(今の横浜市神奈川区)は東海道に直結し、江戸に向かいやすいため、幕府は対岸にあたる横浜村を開港場としました。

以来、横浜村は横浜港として発展を続け、明治中期には外国人居留地を中心に銀行、教会、在外公館、商社などが立ち並び、その所在を表す住居番号入りの地図も作成されました。

そのような背景があって作成された古地図が、2017年4月14日、八馬汽船(株)伊藤隆夫社長より日本郵船歴史博物館へ寄贈されました。同氏がシンガポール駐在中の04年、街のアンティークショップで見つけ購入したもので す。

この古地図は、『YUSEN』2017年2月号の本コラムで紹介した「横浜一覧之真景よこはまいちらんのしんけい」に代表される俯瞰ふかんして地形を表す手法とは異なり、PLAN(平面図)に道路名そして住居番号が記載されています。また注釈欄のS. S. COMPANIESのところに “Nippon Yusen, Kaigandori” の表記があり、まさしく現在の横浜郵船ビル(横浜支店・日本郵船歴史博物館)の場所が記されています。

また1点、博物館に貴重な資料が加わりました。