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氷川丸へようこそ氷川丸へようこそ
「氷川丸」と氷川神社「氷川丸」と氷川神社

毎年暑い盛りの8月1日、武蔵一宮 氷川神社(埼玉県)で例大祭が開催されます。この例大祭では、皇室より勅使が遣わされ、荘厳な雰囲気の中で祭儀が執り行われます。「氷川丸」竣工以来、横浜港に係留された現在に至るまで、「氷川丸」船長は例大祭へ参詣し、船の繁栄と無事を祈願しています。

「氷川丸」は、この氷川神社より名前を頂いて命名されました。このことから、起工式、進水式、竣工式など、同船の歴史の節目において、神社の神職より祝詞を奏上いただき、航海の安全を祈る式典が行われてきました。船長と機関長は、神社から頂いた御神札をブリッジに設けた神棚へ納め、毎朝手を合わせたといわれています。本船が横浜へ入港すると、船長以下乗組員が氷川神社へ参詣する慣習もあったそうです。

このほか、同神社とのつながりを語る興味深いものとして、船内中央階段の手すりに、氷川神社の神紋「八雲」がデザインされているのをご存じですか? この神紋は本船の安全祈願の意味を込めて付けられたのでしょう。

これらの敬神の念が通じたのでしょうか、「氷川丸」は戦禍をくぐり、今年で船齢83歳を迎えています。

「氷川丸」は現存する唯一の戦前の日本貨客船であり、日本の造船技術や客船の船内インテリアを伝える貴重な産業遺産として、2003年横浜市指定有形文化財に指定されています。その後08年に当社の所有となり改装工事が行われ、竣工当時の写真や資料を基に船内を当時の姿に近い形に復元。同年4 月25日にリニューアルオープンしました。現在では年間27万人を超える人々が「氷川丸」を訪船しています。
船内中央階段の手すり/神紋「八雲」
神紋「八雲」
神紋は夏祭りのちょうちんへ描かれるなど、さいたま市民の皆さんにも親しまれています
武蔵一宮氷川神社は2千年以上の歴史を持つといわれ、大いなる宮居として大宮の地名の由来にもなった日本でも指折りの古社。関東一円の信仰を集め、初詣には多くの参拝客でにぎわいます
武蔵一宮氷川神社
所在地:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
交通:JR大宮駅、東武線北大宮駅から徒歩約15分
ウェブサイト:
武蔵一宮 氷川神社 (http://musashiichinomiya-hikawa.or.jp/)新しいウィンドウを開きます
グループ報「YUSEN」2013年9月号表紙

グループ報「YUSEN」
2013年9月号No. 673
【表紙のことば】
生活に欠かせないエネルギー