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博物館へようこそ博物館へようこそ
マルセイユ(フランス)のユニテ・ダビタシオン廊下(ル・コルビュジエ設計、1952年竣工)撮影 下田泰也
新田丸 プロムナードデッキ(1940年竣工) 撮影 渡辺義雄
企画展「船→建築 ル・コルビュジエがめざしたもの」

現在、日本郵船歴史博物館では、企画展「船→建築 ル・コルビュジエがめざしたもの」を開催しています。

船と建築、この2つには実は浅からぬ縁があります。1920〜30年代にかけて、船は科学技術を集結した最先端の乗り物で、多くの人々にとって憧れの対象でした。そして、それは建築家たちにとっても例外ではありませんでした。船の機能性と合理性は、新しい建築スタイルを模索しつつあった彼らにとって、まさしく規範とすべきものだったのです。例えば、スーパーや保育所が備わった巨大な集合住宅。これは、当時の豪華客船をヒントに設計されたことをご存じでしょうか。数千人もの乗客と乗務員を一度に収容し、数週間もかけて海を渡る船には、客室に加えて食堂、百貨店、病院といったさまざまな都市機能が完備されていました。当時、人口過密の問題に直面していた建築家は、この客船の合理的な巨大人員収容プランを参考に集合住宅を設計したのです。このほかにも船が建築に影響を与えた例は枚挙にいとまがありません。

普段何げなく見る建築に、船がこれほど深く関わっているなんて!と興味深く、そして誇らしく感じることができるでしょう。

皆さんの来館をお待ちしています。

アムステルダム(オランダ)のサイロ=ダム(MVRDV設計、2002年竣工)撮影 五十嵐太郎
アジールフロッタント(ルイーズ・キャサリン号)リノベーションプロジェクト(遠藤秀平設計、2008年)
グループ報「YUSEN」2011年1月号表紙

グループ報「YUSEN」
2011年1月号No. 641
【表紙のことば】
初夢に 出てこい富士山 今年こそ