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    ―イタリアENI社向けの用船、北海海域の原油輸送に従事―
 
 

新造シャトルタンカー2隻を命名
―イタリアENI社向けの用船、北海海域の原油輸送に従事―

2013年7月18日


写真前列左から
4番目:当社代表取締役専務 長澤仁志
6番目:KNOT社長 Trygve Seglem
前列右から
4番目:当社経営委員 Svein Steimler

当社が50%出資するクヌッツェン・エヌワイケイ・オフショア・タンカーズ社(Knutsen NYK Offshore Tankers AS、本社:ノルウェー・ハウゲスン、以下KNOT社) が韓国の現代重工業(Hyundai Heavy Industries)で建造している寒冷地仕様を具備した最新鋭のシャトルタンカー(注1)2隻の命名式が7月17日同社造船所で行われました。KNOT社からは社長トリグベ・セグレム(Trygve Seglem)をはじめ同社役員ら、当社からは代表取締役専務の長澤仁志、経営委員 スヴェイン・スタイムラー(Svein Steimler)が出席し、それぞれ“Hilda Knutsen”“Torill Knutsen”と命名されました。
 
 “Hilda Knutsen”は2013年7月末に、“Torill Knutsen”は同9月末の竣工を予定しています。用船者はエニ・トレーディング・アンド・シッピング社(Eni Trading & Shipping S.p.A、本社:イタリア・ローマ)、契約期間は最長10年で、北海およびバレンツ海海域で産出される原油のシャトル輸送に従事することとなります。
 
本シャトルタンカー2隻は12万3千重量トン型スエズマックスシャトルタンカーで、ダイナミック・ポジショニング・システム(動的定点保持システム)クラスII(注2)とバウローディングシステム(注3)を搭載しております。
 
当社グループは、今後も引き続き、世界各地での安定的かつ経済的なエネルギー輸送に努めてまいります。
 
(注1)シャトル・タンカー
別名フローティング・パイプライン(Floating Pipeline)とも呼ばれ、海底油田上にある石油生産・貯蔵・積出し施設などから海上で一定の距離を保ったまま油を積み込み、陸上の石油貯蔵基地または石油精製基地までピストン輸送するためのタンカー。
 
(注2)ダイナミック・ポジショニング・システム クラスⅡ
すべての機器・配線を含めたシステムを完全に二重化して冗長性を高めたダイナミック・ポジショニング・システムのこと。
 
(注3)バウローディングシステム
海象の荒い地域でより安全に荷役するために、船首部分で荷役を行う仕組み(通常のタンカーは船側で荷役を行う)。また、緊急時に速やかに離脱する目的で、荷役ホースの接続や切り離しが通常のタンカーの荷役システムと比べて容易である。
 
参考:
2011年10月27日発表
当社のシャトルタンカー事業でさらに2隻の定期傭船契約 -イタリアENI社と2013年夏から最長10年間-
https://www.nyk.com/release/1413/NE_111027.html
 
 
以上
 
掲載されている情報は、発表日現在のものです。
その後、予告なしに変更される場合がございますので、あらかじめご了承ください。