グループ会社の環境の取り組み

最適効率化輸送の構築とお客様への提案 郵船ロジスティクス(株)

郵船ロジスティクス(株)では、従来、各メーカーがそれぞれ単独で行っていた組立て工場までの輸送に中継地(クロスドック)設けると同時に、ミルクラン※1による効率的な混載輸送を行なうことで、必要な時に必要な量だけ部品を工場へ納入するジャストインタイム輸送を可能としました。

  1. ルートの効率化により、トラックのCO2排出量を削減
  2. 再利用可能な通い箱※2により、ダンボール箱の使用と破棄量を大幅に削減
  3. リードタイム短縮とトラックの積載効率向上により、サプライチェーンの省エネを実現
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その他にもお客様のビジネスモデルに沿った細かなサービスモデルを提供し、環境負荷の削減の一助となっています。

※1
各メーカーを1台のトラックで回り部品類を集配する事。牛乳配達のような行程からミルクランと呼ばれている。
※2
強化プラスティックや金属製で、繰り返し使用可能な箱やかご。

環境に優しい鋼材輸送 木材資源ゼロの積載輸送 郵船ロジスティクス(株)

郵船ロジスティクス(株)では、鋼材の海上コンテナへの積載方法を改良し、木材資材ゼロの輸送を実現しました。これまで、自動車用鋼板などの重量物は、コンテナ内で転倒することを防ぐため、熱処理された木材、ラッシングベルト、帯鉄を使用し貨物を固定する方法が一般的でしたが、今般発泡ポリスチレン(以下EPS※3)を固定資材として採用することにより、資材の有効利用だけでなく、積載スペースの増加や作業時間の短縮など環境に配慮した輸送が可能となります。

※3 EPS
Expanded Poly-Styrene
EPSは体積の98%が空気、2%が原料という省資源素材で、性質変化が少ないという特徴から100%リサイクルが可能。
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従来の木材による固定

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EPSによる固定

エコロジー飛行機 日本貨物航空(株)

日本貨物航空(株)は世界に先駆けて、最新鋭の貨物専用機Boeing 747-8Fを発注し、2012年8月にその初号機が就航しました。

Boeing 747-8Fは高い燃費効率、騒音の低減を実現しており、日本貨物航空(株)のフラッグシップとして活躍が期待されております。

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CO2排出の機材別比較

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ノイズレベルの機材別比較

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オフィスビルの節電活動 郵船不動産(株)

郵船不動産(株)は、2011年度に実施された「節電フルーツ還元(win-win節電)」において、郵船ビルテナントへビル全体での情報共有と節電協力を依頼し、電力量は月平均で約30パーセント削減を達成しました。実った「節電フルーツ(成果)」はテナントに帰属すべきと考え、削減された共用部電気代を還元しました。

2012年度の「“We are on the same boat”節電」では電気料金の上昇を受け、テナントとの協助節電(節電目標をビル全体で共有し、その利益もリスクも共有する)によって「基本料金(契約電力)を下げて値上げ分を吸収」し、コスト抑制を実現すると共にオーナーとテナントが一体となった環境活動に取組みました。これらの活動に対して公益社団法人日本不動産学会から2013年度(第20回)業績賞※4を受賞しました。

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写真左:公益社団法人日本不動産学会 三橋博巳会長、
写真右:郵船不動産(株) 代表取締役社長 片山真人

※4
同賞は、新機軸を打ち出した不動産事業やそれにかかわる制度の創設など幅広い対象の中から優秀な業績を表彰するもので、金融・流通・運営・調査・出版などのソフト部門の業績、さらに開発などのハード部門における事業推進上のアイディアも対象となります。

太陽光発電システムを稼働 郵船商事(株)

2012年10月

郵船商事(株)は、米国ニュージャージー州Port Murrayの米国郵船ロジスティクス(株)倉庫敷地内で年間発電量:約650,000kwh(見込み)の太陽光発電システムの稼働を開始しました。本プロジェクトはニュージャージー州政府の補助金制度(Solar Renewable Energy Certificates =SREC)ならびに米国連邦政府補助金の対象となり、米国における再生可能エネルギーのさらなる利用促進に貢献しています。

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2013年6月

郵船商事(株)は、北海道八雲町の太平洋汽船グループ保有地で年間発電量:1,920,000kwh(見込み)の太陽光発電システムの稼働を開始しました。

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2014年4月

郵船商事(株)は、北海道石狩市で出力2メガワット(MW)級の太陽光発電システムの稼働を開始しました。
本システムの発電量は一般住宅約700世帯分の年間電力使用量2,200,000kWhに相当します。さらに現在、1.5メガワット級の太陽光発電システムの建設計画を北海道苫小牧市で進めており、2014年度中には道内で稼動する太陽光発電システムは計5.5メガワットになる予定です。

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環境への取り組み (株)ジェネック

(株)ジェネックは、同社福岡支店の事務所に於いて、2004年にISO14001環境認証を独自に取得して以来、ゴミの分別や、電力や紙の使用量の削減などの環境活動に取り組んでいます。事務所では一定の室温(27℃)に保ちながら、電力等の使用量も月に1回の測定でグラフ(見える)化を図っています。さらに同社の環境方針、環境活動の目標や個人のやるべきことを記した「環境手帳」を社員全員が持ち、環境への取組みについて定期的に理解度をチェックする「理解度テスト」も実施しています。

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また同社太刀浦事業所に於いて、2012年に北九州市環境局による節電の為の「省エネ診断」を受けると同時に、同事業所の倉庫と事務所の2ヶ所で、水銀灯に替わる無電極ランプ(LVD)を60基、蛍光灯に替わるLED灯を80本、倉庫内避難口LED誘導灯を10基、市から助成金を得ながら夫々導入しました。その結果、電力の使用量は従前に比べ1年間で約60,000kWh、CO2換算では約22,000kgの削減となりました。これは、杉林面積で約20,000m2に相当するそうです。

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同社は2014年5月に、審査業務と維持費用の低減を図る目的で、NYKグループのマルチサイトとして環境認証を取得しました。

リサイクル工場見学の実施 (株)ホンマ

(株)ホンマでは、神奈川県横浜市の委託を受けて、同市の家庭から排出される「プラスティックごみ」を運搬し、圧縮・梱包する業務を行っています。日本郵船グループの環境認証を取得している工場では、横浜市民を対象に工場見学を実施し、市内で収集されたごみの処理工程や不純物・異物等を実際に見ることで、「ごみ」に対する理解を深め、家庭からのごみの量を減らす取組みに貢献しています。

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世界初、あらゆる海域でバラスト水の漲排水を可能にしたバラスト水処理装置開発 日本油化工業(株)

日本油化工業(株)は、2014年10月に(株)片山化学工業研究所と共同開発してきたバラスト水処理装置「SKY-SYSTEM®」の型式承認を国土交通省から取得しました。「SKY-SYSTEM®」は、バラスト水を注水する際に薬剤を自動注入し、バラスト水中の海洋微小生物やバクテリアを処理する装置で、運航中の搭載が可能なだけでなく、世界初、海水、汽水、淡水に加えて氷冷温域での作動検証に成功し、世界中の海域で生態系を維持することを可能にします。

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燃料油添加剤開発を通じた環境規制への対応 日本油化工業(株)

2014年11月、日本油化工業(株)は低硫黄軽油※5用の燃料油添加剤「Yunic750LS-F」(特許・商標登録出願中)を新開発しました。2015年以降、硫黄酸化物規制※6が一段と強化され、規制海域での低硫黄軽油の使用拡大が見込まれる中、本製品は一層大きな役割を果たすことが期待されています。本製品の特性としては次の3点が挙げられます。

  1. 燃料油の潤滑性を向上させ、燃料油系機器のトラブル(異常摩擦やこう着)を防止
  2. 規制海域外では使用されない為、長期保管されやすい低硫黄燃料油のカビ発生を防止
  3. 潤滑性向上と防カビ対策の両機能を有するため、本船乗組員にとって取り扱いが容易

日本油化工業(株)を含む当社グループは、環境規制を遵守し環境保全のための研究開発に積極的に取り組んでいます。

※5 軽油
燃料油は成分により分類され、船舶で使用されている燃料油には、C重油、A重油(Marine Diesel Oil)、軽油(Marine Gas Oil)などがある。その中でも軽油は最も品質が良い。
※6 硫黄酸化物排出規制
船舶からの排気ガスに含まれる大気汚染物質の排出を削減するために、国際的な規制が設けられている。2015年1月1日より、欧州および北米などの大気汚染物質排出規制海域(ECA:Emission Control Area)における燃料油中の硫黄含有量の制限値が現在の1.0%から0.1%に引き下げられる。


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